髪形を変えること。それは、それまでとは別の魅力を見せること。 カラーも、シルエットも、レングスも、“似合う”はひとつじゃない。 変化を楽しむ7名がnewヘアを披露。テーマ曲もつけました。
ラブリさんのヘアチェンジに密着 。カラーも、シルエットも、レングスも、“似合う”はひとつじゃない。

ラブリさん
(モデル)
BEFORE
私服のセンスの良さも話題。カット前は、ダークトーンのカラーリング&マッシュシルエットのボブスタイル。眉の上でパツンと切りそろえた前髪がポイント。
ジャケット ¥50,000(D.TT.K | MATT.)/ラメハイネックトップ ¥4,500(OTOE)/リブニットパンツ ¥42,000(アキラ ナカ | ハルミ ショールーム)/イヤリング ¥140,000(ソフィー ブハイ | スティーブン アラン トーキョー)/ブーツ*本人私物
ヘアカラーのヴィンテージ感はビョークの世界観ラブリさんが、子どもの頃以来というショートにカットした。背中を押したのはTWIGGY.の松浦さん。カッパーのカラーとパーマで柔らかさを出したフェミニンなスタイルだ。
「ここ2〜3年、自分を探す感覚で髪形を変えてきましたが、ようやく見つけました」
という言葉通り、まるで以前からショートだったかのようにぴったり。これまでの変遷を見てきた長い付き合いの友人も誰1人として切ったことに驚かないというほど、なじんでいる。
「今までの髪形も決して気に入ってなかったわけではないんですよ。でも、今にして思えば、なぜかしっくりこなかったのは、自分の中で湧き上がってきていた〝自由になりたい〟気持ちに寄り添ってなかったから。正直髪をここまで短くするのは勇気がいったけれど、こうしなくてはいけないと思い込んでいたことから解放されて、素の自分に戻った気がします」
髪から心へ波及した変化は、さらにファッションとの向き合い方にも。
「髪が短いと、ヘアアレンジでは誤魔化しが効かないところがあって。どうしても自分が前面に出るから、挑むように服を着るようになりました(笑)。とはいえ、女性らしいスタイルなので、ジャケットもラフに着れるし、お気に入りのヴィンテージも、春に着ようと思っていた鮮やかなオレンジや赤も、さらりと着こなせる。新しい自分が始まる気がしています」
テーマは、ラテンムードのフェミニンなベリーショート。フォルムに丸みをつけつつ襟足は毛先にかけて細くなるフェザーのようなディテールにカットし、ゆるやかなパーマをプラス。カッパーのカラーは、オーガニックなヘナを使用。
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Hyperballad
by Björk
Hair by TWIGGY.
「その人に似合う髪形は100通りある」と語る松浦美穂さんの美容室TWIGGY.は、業界人からの信頼も厚い人気店。☎03-6413-1590