働く自分が誇り。でもときどき体と心が息切れするときも……。 そんな頑張り屋こそフィト・セラピー(植物療法)に頼ってみない? 「塗る・飲む・嗅ぐ」という3つのアプローチで 体と心を健やかに、美しく導くBioなお手当てレッスン。
働く私を慈しむフィト・セラピー〔LESSON 6〕疲れを見せず、きれいでいたい -アイテム編-

LESSON 6
疲れを見せず、きれいでいたい
-アイテム編-
シャツ ¥77,000(クラウディア リー | インターナショナルギャラリービームス )/ビスチェ ¥42,000(マルケス アルメイダ | スーパー エー マーケット)
香りでオス化を防ぎ、不調を立て直す
おすすめはオイル美容、と柏谷さん。「精油の香りが脳に働きかけ、まろやかな感触で肌からも心地よさを得られます。特にネロリやローズは、含有成分でも香りでもオス化を防ぎ、美肌をサポート」(柏谷さん)。精油や天然香料を使ったオーガニックなフレグランスも助けに。「女らしい官能的な香りがオス化に待ったをかけ、女性ならではの感受性を取り戻してなりたい自分を後押し。まとうことで、自分自身が心地よく過ごせるはず」(柏谷さん)
最高級の高麗人参で 今ある白髪も標的に
高麗人参の中でも最高グレードの6年根の紅参エキスをはじめ、カモミールやフラーレン、11種のアミノ酸が地肌の環境を整え、抜け毛や白髪に対抗。化粧水感覚でさっぱりと使え、ベタつかない。ユメドリーミン TWIスカルプセラム 100ml ¥5,000(TWIGGY.)
経皮吸収が高いワキこそ オーガニックで
抗菌作用の植物と消臭作用のある重曹で汗&匂いをケアするナチュラルデオドラント。アマゾン原産プラカシーオイルが黒ずみも防ぐ。メイド オブ オーガニクス DE ロールオン EX ホワイライト フレッシュシトラス 50ml ¥1,500(たかくら新産業)
血糖急上昇を防ぐ マルベリーを食事茶に
国産の桑の葉のドライリーフ。鉄分やカリウム、カルシウムが豊富な桑の葉は、血糖の急上昇を防ぎ爪や髪の健康もサポート。ミルサーでパウダーにして料理に使うのもおすすめ。有機マルベリー 15g ¥350(生活の木)
パリ発の水性香水が 日本に上陸!
アルコールを含まず、化粧水のように浸透させて香らせる水性香水。つけた瞬間から、肌そのものから優雅に香り立ち、うっとりと酔いしれる。まさに自分を満たす香水。オー・トリプル チュベローズ・デュ・メキシク/ローズ・ドゥ・ダマス 各75ml ¥16,000(オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー本店)
お守りバームがあれば 傾いても踏ん張れる
カレンデュラは抗炎症、抗菌、細胞修復の作用で「肌のガードマン」とも呼ばれるハーブ。このエキスを50%配合し、肌荒れを手厚くケア。イギリスの植物療法界の大御所博士が処方したハーブファーマシーは、ナチュラルメディスン的なアイテムがそろう。カーミング バーム 20ml ¥2,800(ハーブファーマシー)
天にも昇るような 心震えるローズとネロリ
右から: ローズが濃密に香る至福のオイル。肌だけでなく自尊心もふっくら豊かに。イラ フェイス オイル GR 30ml ¥14,000(PLUS)/タマヌ油などの油分層と植物エッセンスの2層タイプでみずみずしい感触。ネロリの香り。ネロリラ ボタニカ インテンシブ ビューティーセラム 32ml ¥7,000(ビーバイ・イー)
天然フレグランスで 内なる女性性を慈しむ
右から: カラーセラピーとアロマセラピー、天然石でなりたい自分をサポート。トコトワ ピュアトリートメントパフューム ピンク 24ml ¥8,200(オーガニックスタイルズ)/フェミニンで意外性のある香り。ダウンパフューム オードパルファム バタフライ・ネクター 30ml ¥10,500(デュード)/フィレンツェの老舗ハーブ薬局生まれ。スペッチエーレ・パラッツォ・ベッキオ パルファム 永遠 SENZA FINE 50ml ¥8,500(ジョージオリバー)
お話を聞いた方
松村圭子先生≫婦人科医。成城松村クリニック院長。女性を応援する目線での丁寧な診療に信頼が厚く、TVや雑誌、webメディアでも活躍。『美人ホルモン講座』(永岡書店)など著書多数。
森田敦子さん≫日本の植物療法の第一人者。航空会社勤務ののち渡仏して植物療法を学び、スクールや自身のブランドを立ち上げる。6月下旬に『潤うからだ(仮)』(ワニブックス)を上梓予定。
柏谷麻夕子さん≫美容ライター。PMSをハーブ療法で克服したことをきっかけに植物療法士に。メノポーズ(更年期)カウンセラーの資格ももち、自然療法と現代医療、両方での女性ケアを発信。
Photo: Rie Suzuki (model), Akiko Mizuno (product)
Styling: Michiko Yuasa
Hair&Make-up: Takae Kamikawa (mod’s hair)
Model: Nastya
Illustration: miyatachika
Text&Edit: Mayuko Kashiwaya