あふれんばかりのコスメ愛を持て余す ビューティ・プロ3人がお届けする「読むラジオ」。「本当によかった」最新コスメを話のネタに、GINZAの誌面を文字ジャック!
では、ビューティの時間です。 ギンザレディのコスメラジオ Vol.4

AYANA
化粧品開発の経験を活かし、アートやウェルネスの観点からも美容を見据えるビューティライター。“舌苔”は取らないと体内に戻ってしまうという話に衝撃を受け、サボり気味だったアーユルヴェーダの舌掃除を再開。「タングスクレーパー」なる器具でピカピカに。
ヒラガフミコ
あらゆるメゾンの最新コレクションを把握。美容師としてサロン「TACCA」にも立つ、ファッション大好きヘアメイク。近頃は〈SENSE OF HUMOUR〉の新形状ヘアワックス(トロットロのホイップ状!)の使いやすさに大感激。会う人みんなに勧めまくる日々。
編集クロ
よりよいコスメのリサーチに365日情熱を燃やす、GINZA編集部のビューティ担当。落ちた物を拾おうとした瞬間、異様なまでの身体の硬さに気づいて愕然。速攻でヨガマットを購入し、1日15分、地道なストレッチに励む。目指せ、軟体動物バリの柔らかボディ!
クロ(以下K) さあ、ポイントメイクものはどうですかね! 毎年この時期になると、トム フォードを使って太陽に愛されるオンナになりたい欲がひしひしと。
左から:クリーム アンド パウダー アイ カラー 09 ¥6,500*限定品、シェイド アンド イルミネイト グロウ スティック 01 ¥7,300(トム フォード ビューティ 03-5251-3541)
AYANA(以下A) このスティック、Wエンドのマッキースタイルなのね。センシュアルなローズゴールドのハイライターに燃えるようなコーラルのブラッシュで小麦色の肌を装える。いつだってブレずに媚びない、トム様の打ち出すワガママでセクシーな女性像がたまりません。
ヒラガ(以下H) コンサバにならないゴールドラメとメタリックなグリーンのコンビも絶妙。混ぜて、重ねて、単色で。思いのままに瞼を飾って、薄い色のサングラス越しにチラッと瞬かせたい。近頃パープルが気になる私としては、YSLのアイパレットも見逃せません。
イヴ・サンローラン パレット ワイコニックパープル ¥7,900*7/27限定発売(イヴ・サンローラン・ボーテ 03-6911-8563)
K 女豹感のない、モードなスモーキーパープルが新しいですよね!紫って難しそうと思いきや、ベーシックなブラウンと組み合わせると想像以上にサラッとつけこなせる。真っ白なハイライターものせてみると肌を透過する感じで、まなざしに抜けが出るし。
A 少し前まではオーガニックでエフォートレスな女性像がトレンドだったけど、今後はまた〝ちょっぴり悪いオンナの匂い〟や〝男の気配〟を漂わせたいマインドが戻ってくる予感。その気分にYSLのコスメはぴったりよね。
K 男の気配、漂わせたい!でも決していやらしくならないように、さわやかな香りでバランスをとるとか?
H ちょ、あざとい(笑)。でもラルチザン パフュームの〈シャン ド べ〉なんかは、誰からも好かれる可憐な甘さの中に凛と知的なムードがあっていいよね。高い香水だけが持つ、にごりのない純度の高さにグッとくる。
ラルチザン パフューム シャン ド べ オーデコロン 100ml ¥17,000(ブルーベル・ジャパン 0120-005-130)
A 可愛らしいベリーをクリーンに洗練するのは、ジャスミンとアイスティーを思わせるベルガモットの調べね。CÉLINEのように品のある服を着る日にふわりとまとってみたい。
H 服とコーディネートしたくなると言えば、ビニールを思わせる今っぽい質感が目を惹くNARSの新作リップ。この時期の大定番、ジェーン・バーキン風のルックをモダンにアップデートするのにマストでしょ。
左から:NARSフルビニール リップラッカー 2430/同 2434/同 2437 各¥3,500*7/20限定発売(NARS JAPAN 0120-356-686)
K 出た!「リップはアクセサリー」的なファッショニスタ魂!でも本当にPVC的なツルッツルの仕上がりで、ひと塗りで旬の顔になれますね。
A 偏光パール入りの方もニュアンスなんかじゃ済まされない、潔いグリッター感が新鮮。メイクも質感で遊びたい今季のトレンドにジャストミートね。「リップがアクセサリー」なら「ヘアスタイルは帽子」のようなものかしら?スタイリングの前段階でヘアの質感を操れる、オーバイエッフェのシャンプーは要チェックよ。
左から:オーバイエッフェ モイストシャンプー、同 ボリュームシャンプー 各250ml ¥2,800*サロン先行発売中(エッフェオーガニック 03-3261-2892)
H 出た!いつだってうまいことつなげる、姉さんのライター魂!これはボリュームタイプとモイストタイプで仕上がりがまったく変わるのに驚きましたよ。特にモイストタイプはありそうでなかった〝軽いのにまとまる〟ところがお見事。軽めのヘアケアってサラサラ仕上げのものが多い中、この洗い上がりのしっとり感には目からウロコ。
K 梅雨の終わりの膨張しがちな髪もこれさえあれば広がらずにスルンとまとまりますね〜と、まさにキレイにまとまったところで、今月はそろそろおしまいのようです。皆様、また来月!