これを読めば、まだ間に合う!『愛の不時着』『梨泰院クラス』『サイコだけど大丈夫』。韓国ドラマブームを牽引した3作品をきっかけに、すっかりこの世界にハマっているのはあなただけではありません。寝不足なんて関係ないとびきりの癒やしとエンターテインメントに夢中な声、集めました!
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韓国ドラマのヒットの陰には、40代の女性脚本家の活躍アリ|さらなる韓ドラ沼へようこそ!vol.7
イケメンだけじゃない!?
韓ドラ沼の向こう側
制作環境、脚本、音楽、層の厚い俳優陣…掘れば掘るほどおもしろく、どれだけ贅沢なの!?と叫びたくなる韓国ドラマの世界。一歩ふみこんで知っておくとより楽しい、韓ドラ最新事情をお届けします。
脚本家でドラマを選んでみる
韓国ドラマのヒットの陰には、40代の女性脚本家の活躍がある。
笑っていたはずが気づくと号泣してしまう、心を揺さぶるラブコメドラマ界の二大巨頭と言えば、『愛の不時着』を手がけた脚本家パク・ジウン(76年生まれ)と、『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』の脚本家キム・ウンスク(73年生まれ)だろう。
そして、配信中の『スタートアップ: 夢の扉』脚本のパク・へリョン(71年生まれ)はこれまで『ピノキオ』や『あなたが眠っている間に』などを手がけ、社会派とラブを絶妙に掛け合わせる名手である。
日常のリアリティを求めるなら、バラエティ畑出身、『応答せよ』シリーズや『賢い医師生活』で知られる、イ・ウジョン(74年生まれ)。
手堅いサスペンスやスリラーが観たいときには、『シグナル』や『キングダム』のキム・ウニ(72年生まれ)がおすすめだ。
また、40代の女性枠ではないものの、『椿の花咲く頃』のイム・サンチュンや『サイコだけど大丈夫』が2作目となった若手チョ・ヨンなど、多様性と癒やしをテーマに描く作家にも大注目だ。
はみだしコラムドラマを観てると不思議なほどによく出てくるのが、緑の看板が目印のファストフード店や実在するコーヒーショップ。放映中にCMが入らない韓国のドラマで主流となっているPPL=プロダクトプレイスメント(間接広告)である。食べ物からアクセサリーまであの手この手で自然に場面へ盛り込むのは脚本家の腕の見せどころ? その巧みな技に注目してみてもより楽しめるかも!?
Text&Edit: Tomoko Ogawa Cooperation: Erina Tanaka