GINZA読者の参加型・連載企画「CHARMING BUSTERS CLUB（チャーミング・バスターズ・クラブ）」。選ばれた5名と一緒に、ファッション＆カルチャーの情報を発信していきます。普段はパソコンに向かうことが多い、清水花さん。木版画作りや宮城県の海岸で過ごした時間を通して、手を動かす楽しさや自然の美しさに改めて気がついたようです。
🎨CULTURE
小学生のとき以来、久々に木版画作りに挑戦。たまに手作業も◎〈チャーミング・バスターズ・クラブ〉清水花の3月をSNAP！
清水 花
恵比寿映像祭で上映プログラム「新進作家短編集 — 現実と夢の揺らぎを紡ぐもの」を見てきました。短編集のラインナップには、私が見たかった池添俊さんの新作、ビー・ガンさんの過去作などがあり楽しめました。ビー・ガン監督の作品は、毎回、彼の故郷である中国・凱里が舞台になっています。凄くのどかな場所で、落ち着いた気分になります。濁った大きな河を渡るボロボロの船、見渡す限りの山と田んぼ、岩の洞窟の中は水が溜まっていたり、自然の大きさが伝わってきます。映画を通して短い旅行ができた気分です。
知り合いのzineの企画で木版画を作りました。写真はテストピース。実際の作品は違う色なのでお楽しみです！一版はポーラ美術館の展示室の窓から見える風景、二版目は窓枠、三版目は窓枠の光をラメで刷りました。絵具も版画用ではなくアクリル絵具で透明感が出るようにしました。小学生以来、久しぶりの木版画。感覚を思い出しつつ頑張りました。特に木々の細かい部分を掘るのに苦戦しました…。普段はパソコン作業が多いので、たまに手作業で何か作ると純粋に楽しめます。
撮影で宮城県の東松島市野蒜海岸に行ってきました。東日本大震災で被災した海岸で、新しい堤防が建てられていて、小さな鳥居があって印象的でした。夕食は現地の方々に牡蠣料理をふるまっていただいて初めて牡蠣の天ぷらを食べました。美味しかった！撮影のために日が出ていない真っ暗な海岸に行くと、静まり返っていて、波の音と海の上の船から流れるラジオの音だけが聞こえてきました。最近、せわしない生活を送っていたので、こんなに美しい場所があるのだと感動しました！また行きたいです。
CHARMING BUSTERS CLUBって？
“CHARMING BUSTERS（チャーミング・バスターズ）”とは、90年代のアメリカで使われたスラングで、なぜか惹かれてしまう人気者のこと。おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めて”チャーミングバスターズ”と呼び、毎月本誌にも登場しています。
ginzamag.comではそのシスター版として「CHARMING BUSTERS CLUB（チャーミング・バスターズ・クラブ）」が発足！日々、好きなモノ・コトに邁進する5人のメンバー。それぞれが撮影した写真と共に、徒然なるダイアリーを紹介します。
Edit: Sakiko Fukuhara, Karin Ohira
