〈バーバリー〉と、美術漫画『ブルーピリオド』がコラボレーションすることに!2022年8月20日(土)より、全国の店舗でオリジナル描き下ろしストーリーブックレットを配布&HPではデジタル版が配信される。
〈バーバリー〉が漫画『ブルーピリオド』とコラボレーション。描き下ろしストーリーを発表

英国の伝統に革新を重ね続ける〈バーバリー〉。子供のときは、あのチェック柄にひたすら憧れていた。今、大人になって、古いものを新しくしていくことを恐れない強さ、いつまでも斬新な表現を探す創造性に、改めて目を見張っている。
そんな大好きなブランドが、大好きな漫画とコラボレーション。昨今ファッション界とポップカルチャーはとても近しいけれど、それでも、これはものすごいニュースだと思う。
漫画『ブルーピリオド』(山口つばさ作)は、高校生・矢口八虎が美大入学を目指して美しくも厳しい美術の世界に身を投じ、青春を燃やす物語。やりたいことを見つけ、ひたすらに進もうとする若者の喜びと苦悩、友人との切磋琢磨などが、東京藝術大学出身の作者によってリアルに描かれる。読んでいて、主人公と一緒に何度心をヒリヒリさせただろう…!2020年にマンガ大賞を受賞し、アニメ化や舞台化など幅広い展開もされた人気作だ。
そして、クリエイティブであり続けることが人生を豊かに彩るという「気づき」を熱く描くこの漫画に、〈バーバリー〉が共感。夢のようなコラボレーションへと繋がった。
今企画では、チーフ・クリエイティブ・オフィサーのリカルド・ティッシがデザインした「ローラバッグ」がフォーカスされる。伝統を引き継ぎつつも、セクシーさやスマートさを内に秘めた現代的な女性像を彷彿させる「ローラバッグ 」コレクション。このアイコンバッグを、山口氏の筆で擬人化。バッグそのものを描くのではなくて、キャラクターにしてしまうというアイデアがもう、とても良い。そして、この新キャラクター「ローラ」が登場する描き下ろしストーリーが作られたのだ。
主人公・八虎と友人の鮎川龍二がローラという少女に出会い、その大胆さや自由な自己表現に影響を受けて行く…二人の少年の心の旅を描く本描き下ろしストーリーブックレットは、2022年8月20日(土)より全国の〈バーバリー〉店舗を訪れた人にギフト配布される。また、公式HPでもデジタル版を閲覧できるぞ!
同日から、ブランドのオフィシャルLINEアカウントにて山口氏のイラストを使ったWALLPAPERも配信される。さらに「バーバリー表参道店」では、2022年9月5日(月)までの期間限定で『ブルーピリオド』が店内をテイクオーバー。漫画の世界観にどっぷりと浸りに行きたい。
山口つばさ氏のコメントーー「バーバリーは生まれた時からテレビなどで観る身近でありながら、憧れのブランドの一つでした。なので、今回コラボレーションの話が来てまずとても驚きましたし、正直実現できないかもしれないと少し不安に思っていました。しかし話が進み、現実のコラボとしてやらせていただくことになった際、あらためてなぜブルーピリオドを選んでくださったのかをとても考えました。その上でこのマンガでしかできないことがあるのでは、それをすべきなのではと思うようになりました。憧れのブランドなので過剰にリスペクトをしてしまわないよう、あえて普段の漫画製作と同じ温度感でいることが一番のリスペクトだと思い制作しました。それがバーバリーファンの方にも伝われば幸いです」
ああ、ますます描き下ろしを早く読みたい!
なお、〈バーバリー〉では、困難な環境にある子供や若者にアートの体験を提供するプロジェクト「dear Me」(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]主催)に寄付が行われている。〈バーバリー〉を通して誰かの情熱を育てる可能性に触れられることが、純粋に嬉しい。