2023年12月28日(木)まで、渋谷の「ヒカリエホール」で『ウェス・アンダーソンすぎる風景展in渋谷』が開催中。SNSコミュニティから発展した展覧会とは?
ウェス・アンダーソン映画のような景色を世界中から集めた展覧会
渋谷の「ヒカリエホール」にグラフィカルな写真が300点以上集結
![ウェス・アンダーソン映画のような景色を世界中から集めた展覧会](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F11%2F2c55eedebf80586bf9ead105b7aaeae6.jpg&w=3840&q=75)
映画好きなら知らない人はいないであろうウェス・アンダーソン監督。個性豊かな家族のドラマを描いた『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』('01)や、華やかなホテルを舞台に起こる事件を追う『グランド・ブダペスト・ホテル』('14)など、代表作は数知れず。コメディタッチで展開されていくストーリーは、独特の会話のテンポや内容だけでなく、劇中にでてくるファッションやインテリア、音楽、構図、カメラワークとなにもかもが計算しつくされ、唯一無二のムードを築き上げている。
今や世界中にファンを抱えるウェス・アンダーソン。なんと、彼の作品の世界観を想起させる風景写真を集めているインスタグラムのファンコミュニティーまで出現しているのだとか。通称、“AWA”(@accidentallywesanderson)。189万人以上のフォロワーを持ち、世界中の人が捉えたフォトジェニックな景色をセレクトしながらアップされている。
その写真群の展示が、韓国・ソウルで開催されたのを皮切りに、2023年春に日本にも上陸。「寺田倉庫」がカラフルに彩られ、“SNS映えする展覧会”として、話題になった。
そしてこの冬、『ウェス・アンダーソンすぎる風景展』が帰ってきた!新たな会場は「渋谷ヒカリエ」。日本初公開となる新展示エリア「南極大陸」なども含む300点以上のグラフィカルな写真が登場。
ノスタルジックなセクションで構成された「Open Your Album」や、旅を繋ぐ駅に潜むストーリーを捉えた「The Terminal」、大自然の一コマを写した「Relax in Nature」など、11のキーワードに沿って作品が並ぶ。
世界中のあらゆる景色がおさえられた本展。日本で見られるのはラストチャンス!オリジナルグッズも豊富に揃い、さらにパワーアップ。ファンシーで美しいウェス・アンダーソンワールドへ、ぜひ足を踏み入れてみて。
ℹ️
『ウェス・アンダーソンすぎる風景展in渋谷』
日程_開催中〜2023年12月28日(木)
時間_平日・日曜日 11:00〜19:00*入場は18:15まで、土曜日 11:00〜20:00*入場は19:15まで
会場_渋谷ヒカリエ9F ヒカリエホール
住所_東京都渋谷区渋谷2-21-1
入館料_一般 2,200円、大学生 1,600円、高校生以下 1,100円
*未就学児は入場無料。
*学生券は、学生証の提示が必須。(小学生は除く)
*障害者手帳の提示で、本人と付き添い1名まで半額。
Tel_050-5541-8600(ハローダイヤル 9:00〜20:00)
Text_Nico Araki