大類信のソロエキシビションが「KOMIYAMA TOKYO G」にて開催中だ。デザイナー、ギャラリスト、陶芸家など多岐に才能を発揮してきた彼の軌跡を一覧できる機会に。2024年9月29日(日)まで。
クリエイティブ・ディレクター大類信の個展
フェティッシュカルチャーの先駆者によるドローイングやコラージュを展示
1949年生まれの大類信は、日本にまだ「クリエイティブ・ディレクター」という言葉が浸透していなかった頃から、デザイナーとしてまたアーティストとして活躍。ギャラリスト、編集者としても活動し、日本のアートやカルチャーシーンの下地を築いた。今、神保町の「KOMIYAMA TOKYO G」にて開催されているのは、大類の多才さを味わえる個展。ライフワークとしている墨のドローイングやコラージュ、セラミックなどの作品とともに、デザイナーまたはアートディレクターとして手がけた書籍やポスターが一堂に会す。
いわゆるフェティッシュカルチャーを日本に持ち込んだのも大類だ。ボンデージやぴたっとしたラバーコスチュームなどを、マニアックなものとしてではなく、デザインとして洗練された形で提示。本展にて、今も多くのクリエイターに影響を与える彼の約50年にわたる創作の軌跡を堪能したい。
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【大類信個展】
会期_開催中〜2024年9月29日(日)
*火水休廊。
会場_KOMIYAMA TOKYO G
住所_東京都千代田区神田小川町3-20-4 1F D
営業時間_12:00〜18:30(日祝は〜17:30)
Tel_03-6811-7355
Text_Motoko KUROKI