時代とともに生まれるファッション用語。「トゥデイはエクストラロングスリーブをスポンテニアスにウェアして、オルチャンタッキースタイルに」なんてルー大柴よろしく、カヨコ・アン・パタースンばりな発音でマスターしたい、シン・ゴジラばりな最新用語をラインナップ。
👗FASHION
アスレジャー、インスタばえ…ってなんのこと? いまどきファッション用語辞典2016 第1回
01.
アイ-ライン
【I line】
(シルエット)
【I line】
(シルエット)
①アルファベットの「I」を描く、ほどよくフィット感があり、細く長くリーンなシルエットの着こなし。アルファベットになぞらえたシルエットは他にも「Xライン」「Aライン」がある。 ②アンダーヘアにおける最もデリケートなゾーン。他に「Vライン」「Oライン」がある。
02.
アシメトリー-ヘム
【asymmetry hem】
(ディテール)
【asymmetry hem】
(ディテール)
トップ、ボトムなどの裾のデザインが左右、前後非対称なこと。体のラインを変則的に見せる効果があるため、スタイルアップを狙える。
03.
アスレジャー
【athleisure】
(着こなし)
【athleisure】
(着こなし)
「athletic=運動」と「leisure=余暇」を組み合わせた造語。スポーツミックスの進化系で、運動時はもちろんオフィス、プライベートとその活躍の幅は広い。アメリカ、ニューヨークを拠点にブームを起こした着こなしで、カナダ発のヨガウェアブランド〈ルルレモン〉を着て外出する北米女子が起源と考えられている。
04.
いろちがい
【イロチ買い】
(買い方)
【イロチ買い】
(買い方)
同じアイテムを色違いでいくつか購入すること。
05.
インスタ-ばえ
【インスタ映え】
(スタイル)
【インスタ映え】
(スタイル)
SNSで「いいね!」を集める写真のこと。いずれもリア充アピールに欠かせない。
①ファッションでは、トレンドを意識しつつ共感を誘うスタイル、アイテムに「いいね!」が集まりやすい。「いいね!」の多いアイテムは実売につながりやすい。②食事も「インスタ映え」の重要なカテゴリー。自炊、外食問わず美しく盛られた食事やスイーツは、老若男女を問わず人気。食事は1人分ではなく、2人分あるように見せるのが、リア充の掟。③美しい風景もポストされやすい。 ④動物の愛らしい表情、仕草は何よりも「インスタ映え」するため、日本では特にポスト率が多い。「いいね!」が多く集まると、書籍出版への道も開ける。
Illustration: Yutaka Nakane
Text: Harumi Hino