洋服や小物たちがスタンバイOKで出番をそっと待つクローゼットの中にはすてきな小宇宙が広がっています。おしゃれな人たちのクローゼットには好きなテイストや色、スタイル、参考にしてみたくなるようなヒントがいっぱい!
キーワードは「タグ付け」。スタイリスト・早川すみれさんの〝ため込まない〟クローゼット

早川すみれ
スタイリスト
ラックには色と長さ別に服をかけている。デニムはあえてフロアに重ね置きで取りやすく。中央のポールの左には次に着たら洗濯しようと思っているものを分けておく。
壁面作りつけのクローゼットに、気持ちよく配された早川さんのワードローブ。半年に一度、衣替えの時に見直して〝ため込まない〟を実践している。「必要ないものは取っておいても着ないから、リサイクルを活用して処分しています。祖母の遺品整理を経験したのをきっかけに、背負うことなくすっきり暮らしたいと意識が変わりました」
ボックスには、中のものを表すイメージヴィジュアルを貼ってある。「以前は箱に細かく中身を書いてたんですけど、整理する度に変わってしまうのでイメージ画像を使うようになりました。引っ越しもこのまま箱ごと、移動できるので楽ですね」
シューズは1階のコーディネートルームに仕事用のストックとまとめて置いて。撮影に私物を使うこともあるので持ち運べるよう箱に入れている。写真が最近の定番セレクト。
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早川 すみれ
長瀬哲朗氏に師事後、文化庁の支援でベルギーで舞台衣装に関わるなどジャンルレスに活動中。9月初演の石原さとみ主演舞台『アジアの女』では衣装プランナーとして参加。
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Photo: Reiko Touyama Text: Aiko Ishii