洋服や小物たちがスタンバイOKで出番をそっと待つクローゼットの中にはすてきな小宇宙が広がっています。おしゃれな人たちのクローゼットには好きなテイストや色、スタイル、参考にしてみたくなるようなヒントがいっぱい!
手放すことで自分を映し出す、厳選された好きなもの ギャラリーオーナー・野口アヤさんの収納
野口アヤ
ギャラリーオーナー、デザイナー
クローゼットはライフスタイルを写す鏡。野口さんは、その最高の例かもしれない。一昨年、長く続けたブランドディレクターを退き、ギャラリーワークに重心を移した。
「前は、〝いつか着るかも〟〝資料になるかも〟と理由をつけていて、ものが全然減りませんでした。でも、仕事を変えたら価値観も大きく変わった。手放す流れを作ることで、自分をブラッシュアップできる気がするんです。とはいえ、デニムやレースなどお気に入りはたくさんあるし、まだまだ断捨離途中です(笑)」
元は子ども部屋という6畳ほどのクローゼット。ここに残っていくものこそが、「野口さんらしさ」なのだろう。
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野口 アヤ
代官山「SISON GALLERy」オーナー、ファッションデザイナー。写真で着ているのは自身のブランド〈AYAYA〉のワンピース。“肌断食”を始めてはや7カ月。
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Photo: Keisuke Fukamizu Text: Aiko Ishii