2020年11月17日(火)〜22日(日)、〈グッチ〉によるファッションと映画のデジタルフェスティバル「GucciFest」が開かれる。アレッサンドロ・ミケーレとガス・ヴァン・サントが共同監督した短編映画7本を、最新コレクションとともに発表していく試みだ。
〈グッチ〉のミケーレとガス・ヴァン・サントが共同監督した短編を、コレクションと共に発表

シーズンごとの決まった期間にコレクションがあり、スケジュールの中でショーを行う……そんな「前提」を軽々と飛び越えていくブランドが増えている昨今。〈グッチ〉もその牽引者の一つ。今回に至っては、独自の日程で最新コレクションをオンライン発表するだけでなく、同時に映画を製作して上映するというのだから、さすがミケーレ。私たちをドキドキさせてやまない。
しかも、その映画というのがガス・ヴァン・サントとの共同監督作。ローマを舞台とし、全7話の短編シリーズを撮りあげた。主役には、イタリア人女優・アーティストのシルヴィア・カルデローニ。2018年にも〈グッチ〉のショーでDJ/VJパフォーマンスを披露した、唯一無二のアイコンだ。各エピソードには、ポール・B・プレシアードやビリー・アイリッシュなど、国際的スターや〈グッチ〉と関わりの深いアーティストも出演し、街中でのシュールな日常を映し出している。
オンラインイベントである「GucciFest」上では、17日(火)からの7日間で、1日に一編づつ映画が配信される。並べて披露されるのは、『OUVERTURE OF SOMETHING THAT NEVER ENDED』(終わらなかったものの序曲)と名付けられた最新コレクション。毎日段階的に発表され、映画を通してルックを見るという革新的な体験をもたらす。
「GucciFest」には特設サイトおよびYoutubeのFashionチャンネルとグッチ公式チャンネル、Weiboからアクセスできる。
見所はまだある。ガス・ヴァン・サントとの共同監督作に加え、ミケーレが見出した新進のインディペンデントブランドやデザイナーに焦点を当てたショートフィルムも上映されるのだ。〈コリーナ ストラダ〉(デザイナーはヒラリー・テイモア)などの15ブランドが登場し、その最新コレクションも上記の各種プラットフォームから閲覧できる。
「コレクションを見る」。オンライン空間がかつてないほど身近になった今日、この言葉の意味が、ミケーレのもとで自由に、楽しげに、広がっていく。
なお、「GucciFest」週間の全プログラムは、11月13日(金)に発表予定。
【GucciFest】
開催期間:2020年11月17日(火)〜22日(日)
開催サイト: 特設サイトGucciFest.com、Youtube内Fashionチャンネル、グッチ公式チャンネル、Weibo
*特設サイトへは、本記事の画像内のQRコードからもアクセスできます!
【問い合わせ先】
Tel: 0120-99-2177
(グッチ ジャパン クライアントサービス)
Text: Motoko KUROKI