私服でもメンズを愛用しているスタイリストの山本マナさんと飯島朋子さん、そして、男性ならではの視点で女性をスタイリングする服部昌孝さんという個性あふれる3名にインタビュー。それぞれの話をベースに、ギンザの新しい偏愛的スタイルを考察し、AからZまでまとめてみました。今回は「W」を紹介。#新しいメンズスタイル
台頭する女性デザイナー|新しいメンズスタイル AtoZ【Women’s Designer】

【台頭する女性デザイナー】
Women’s Designer
LVMHプライズも獲っているグレース・ウェールズ・ボナーを筆頭に、近ごろメンズを手がける女性デザイナーの活躍目覚ましいことがなんだかうれしい。
テーラリングの基礎がしっかりありつつ、クロスカルチュラルなデザインコンセプト、繊細な感性の詰まった素材選びなど、あらゆるボーダーを飛び越え服作りをする彼女たちのアイテムは、女性のメンズ服への入り口としてぴったりだ。
〈AHLUWALIA〉
インド、ナイジェリア、そしてイギリスをルーツに持つプリア・アルワリアが手がける。デッドストックやヴィンテージの布から派生した、ユニークなテキスタイル使いが特徴的。
リークエンシーパフコート ¥110,000、パッチワークシャツ ¥56,000、レオニートラックパンツ ¥56,000(以上アルワリア | ニド)/レザーシューズ〈ゴルフ〉¥119,000(ジェイエムウエストン | ジェイエムウエストン 青山店)
〈Lou Dalton〉
伝統を大切にするルー・ダルトンは、地元の老舗ブランドとも積極的にコラボレーションを展開している。
グローバーオールダブルフェイスオーバーコート ¥125,000、ジョンスメドレーポロネックニットトップ ¥45,000、スポーツパンツ ¥39,000、ニューエラキャップ ¥6,500(以上ルー・ダルトン | メイデンズショップ)/スニーカー 〈キャンバス オールスター J HI〉ホワイト ¥12,000(コンバース | コンバースインフォメーションセンター)
〈WALES BONNER〉
ジャマイカとイギリスにオリジンのある彼女。今季は1970年代にロンドンで栄えた“Lovers Rock”のスタイルに着想を得た。
パッチワークテーラードジャケット ¥134,000、テーラードパジャマトラウザーズ ¥53,000、ラバーズロックジップアップカーディガン ¥53,000(以上ウェールズ・ボナー | ジェムプロジェクター)/スニーカー 〈BLAZER MID ’77 VNTG〉¥11,000(ナイキ スポーツウェア | ナイキ カスタマーサービス)
〈BODE〉
パッチワークがシグネチャーのNYブランドは、女性人気も高い。2020年10月にオープンした「メイデンズショップ ウーマン」でも多数取り扱いが。
ワークウェアジャケット ¥160,000、中に着たキルトハバナシャツ ¥58,000(共にボーディ | メイデンズショップ ウーマン)/ブーツカットパンツ ¥26,000(コノロジカ | HEMT PR)/スニーカー 〈キャンバス オールスター J HI〉ナチュラルホワイト ¥12,000(コンバース | コンバースインフォメーションセンター)
Photo: Natsumi Kakuto Models: Caroline, Miiya Kudo Styling&Text: GINZA