洋服好きな男性のワードローブを細かくチェック。センスや趣味が凝縮されたクローゼットやラックはそのまま真似したくなるアイデアもあり、ただ唖然とするマニアックさもあり、とにかく楽しい！
👗FASHION
EPOCHオーナー・本岡良太「10年超えの愛用品だらけ」｜男のクローゼット探訪 vol.5
10年超えの愛用品だらけ
本岡良太
EPOCH オーナー
「ほぼ毎朝釣りに行ってからショップに立ちます」という本岡さんは、アウトドアに耐えうるタフさと、なじんだ風合いを持つ洋服が好み。釣り着でもあり、普段着でもあるワードローブには一貫した趣味が感じられる。
「もう10年以上、古着が中心。同じモデルのストック分が欲しくて、見つけるたびに購入。その繰り返しですね」
学生時代から愛用しているスケートシューズは、はきつぶしたものも箱に入れて大切に保管している。
「洋服も靴もきちんとケアをして長く愛用するし、ボロボロになっても捨てることはない。多少雑多な空間のほうがいいというか、気に入ったものに囲まれているほうが断然落ち着く。これからも変わらないと思います」
90年代の〈エル・エル・ビーン〉のキャンプチェアに重ねているのは、〈リーバイス®〉のコーデュロイパンツ〈519〉。珍しいオフホワイトに絞って購入。現在6本を所有している。
Tシャツの中でも好きな70年代のメッセージもの。「コットン100%が多く、多少サイズが小さくても水を通してある程度伸ばせば、体の大きい自分でも着られます」
自室にて箱を重ねて保管している〈AREth〉のスケシュー。こちらはその一部。今後のためのストック分はもちろん、はきつぶしたものも捨てずに大切にしている。
扉開きのクローゼットがないため、メイン収納はこちらのラック。「パッと手にして着たいもの、はきたいものを選ぶには最適です」。夏は、ここがTシャツで埋め尽くされる。
「きちんと装うときにはビエラシャツを着ることが多い」。50〜60年代に〈ブルックス ブラザーズ〉などが作っていたコットンとウール混紡のクラシカルなアイテムも収集。
〈グラナイト ギア〉や〈ビアンキ・インターナショナル〉など、ヴィンテージのアウトドアバッグはワードローブの必需品。趣味の釣りでもガシガシ使用しているそう。
🗣️
本岡良太
神戸の古着店「EPOCH」店主。倉庫のような店内にはアウトドアブランドを中心に90年代の古着やデッドストックが並ぶ。釣り好きの若者に人気の〈Creek Angler,s Device〉も展開。
Photo: Naoto Date Text: Koji Toyoda, Minori Kitamura
