「クロエ 表参道店」が、新クリエイティブ・ディレクターのデビューとなる2021年秋冬コレクションのローンチに合わせてリニューアル。メゾンの過去と現在をつなぎながら、変わらないビジョンを表現する。
👗FASHION
ガブリエラ・ハーストのコレクション到着に合わせ、「クロエ 表参道店」が一新
![ガブリエラ・ハーストのコレクション到着に合わせ、「クロエ 表参道店」が一新](/_next/image?url=https%3A%2F%2Fapi.ginzamag.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F09%2F25dc2bce7c0315dda4319febfa9c9a58.jpg&w=3840&q=75)
「GabyからGabiへ、そしてGabiからGabyへ」。〈クロエ〉の創設者ギャビー・アギョン(Gaby Aghion)が残したエスプリと、新クリエイティブ・ディレクターのガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)のルーツが、この秋、出合った。
2021年秋冬コレクションでデビューを果たしたガブリエラは、南米ウルグアイ出身。「セーブ・ザ・チルドレン」の理事会に参加したり、カーボンニュートラルなコレクションを発表したりなど、エシカルな表現を追究してきたデザイナーだ。『“コンシャスなリュクス”はつまり“誠実なリュクス”』。そんな想いとともに、〈クロエ〉の新たな1ページをめくりはじめた。
新コレクションは、メゾンの世界観を引き継ぎながら、よりエコロジカルでソーシャルな提案を掲げる。天然繊維やテラコッタなどの自然素材が質感に広がりを与えるランウェイ。そのムードが、表参道の旗艦店にも広がっているのだ。
「クロエ 表参道店」のあたたかいデザートカラーは、ギャビーの生まれ故郷エジプトを思わせるもの。そこに合わさるアースカラーはウルグアイを彷彿。大地のにおいを感じるいっぽう、曲線的なファサードや散りばめられたモダニズム家具から、洗練されたスタイルが伝わってくる。
インテリアには、ガブリエラ自身が厳選した職人によるビスポーク作品も。他に西村浩幸氏のウッドスツールや松永圭太氏の陶芸作品も飾られ、ギャラリー気分にも浸れる。
〈クロエ〉の新章を彩るリニューアルオープン。ガブリエラによるコレクションピースを見るのに、こんなに最適な場所ってきっとない。
「クロエ 表参道店」
Text: Motoko KUROKI