編集部に「服装がこわい」と言われ続けて早2年。ライター栗山愛以が今、シフトチェンジ!? キーワードは「ギリギリ」。ださい、コテコテ、なんて評価は恐れない。だけど品は保ちたい。最新私物を大公開!
コワイ女あらため、ライター栗山愛以がシフトチェンジ!? キーワードは「ギリギリ」。最新私物を大公開!

栗山愛以
ライター
〈アシックス〉のスニーカーとウエストポーチを緊急招集。Tシャツは独特のストリート解釈が気になる〈アシュリー ウィリアムス〉。ほかはギリギリ感のある手持ちのもので構成した。
「ここのところ、パリコレでいけているのか否か判断に迷うような〈アシックス〉や〈ナイキ〉のハイテクスニーカーを履いた女子たちが気になっていました。なかなか踏み出せなかったのですが、2018年春夏〈バレンシアガ〉のメンズが、ダサい、でもかっこいいスタイルを前面に打ち出していて、今だ、と武者震い。今季発表された〈バレンシアガ〉のスニーカー 〈TRIPLE S〉(写真下)にもそのムードを感じます。」
courtesy of Balenciaga
ご当地グッズがなんだかいい。左はパリの「コレット」で見つけた〈バレンシアガ〉のパリTシャツ。さらにお土産屋で買ったパリブローチも付けてみた。右はベルリン中央駅で。
着用した〈バレンシアガ〉の巻きスカート同様、レオタードのようなつるつる素材にも惹かれる。左は「HOOKED VINTAGE」で買った80年代のレギンス。右は〈コム デ ギャルソン〉。
新たに買わずとも、そういえばいいもの持っていた。大阪のおばちゃんスタイルと紙一重のブラウスは、10年近く前の〈ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン〉。とっててよかった。
あえて安っぽいものを取り入れる危険も冒す。どぎつい柄のショッピングバッグはベルリンで。よく見るワンプッシュタイプをベースにした〈バレンシアガ〉の傘は「コレット」にて。
海外に行ってもおしゃれ地区には関心が持てず、ベルリンでは移民が多いクロイツベルク地区のあやしげな店で一番気分が盛り上がる。着用したウエストポーチとともに購入したタイツ。
2006年春夏に発表されたパンプスを思わせる〈エムエム6 メゾン マルジェラ〉のブーツ。無地の靴しか持っていなかったのでちょうどいい。海外で必ず「面白いね!」と声がかかる。
Photo: Masaya Takagi
Text&Edit: Itoi Kuriyama