てことで、GINZA版「試験にでるファッショントレンド英単語」作ってみました。ん? なんかヘン? そう、「でる単」じゃなく、『出ない順 試験に出ない英単語』(著: 中山・イラスト: 千野エー/飛鳥新社刊)を参考にしちゃいました。くだらなくてすいません。
GINZA版「試験にでるファッショントレンド英単語」#01

「あなたの趣味は何ですか?」
“What are your hobbies?”
「フォルチュニー・プリーツのアイロンがけです」
“I love ironing fortuny pleats.”
「ええ、マザーテレサの気分でやってますね」
細かなプリーツ。20世紀初頭、マリアノ・フォルチュニーが古代ギリシャの彫刻から着想を得て生みだしたドレス「デルフォス」に使われた。薄い生地を立体的に見せ、フォルムには動きがある。永久不滅のエレガンス。
ボブはキトゥン・ヒールで踏みつけられるのが好きです。
Bob loves to be trampled on in kitten heels.
「リプ子に踏まれたい♡」
低めで細いヒール。高さは3.5~4.5cm。1960年代、オードリー・ヘプバーンが履いて人気に。日本では「おちょこヒール」と呼ばれていたとか。〈サンローラン〉が“踊れるキトゥン・ヒール”を発表し人気再燃。
あのエンブロイダリードレスの美女は誰だい?」
“Who is that beauty in the embroidery dress?”
「IKKOさんです」
“Ms. Ikko.”
「エンブロ〜」
刺繡のこと。重要なファッショントレンドのひとつ。2014春夏でそれを最も象徴していたのは、〈ヴァレンティノ〉のドレス。職人技が光る、古典的ながら繊細で華麗でモダンなエンブロイダリーの数々。美しさにため息。
「あなたのトライバルスタイルは何と呼べばいいですか?」
“How can I call your tribal style?”
「如来系です」
“A tribe called Nyorai.”
「阿弥陀如来系です」
「部族の」という意味。多くのブランドがアフリカをテーマにしたトライバルスタイルを展開中。アフリカは、経済の急成長に伴う貧富格差など解決されない事案も多く、トライバルはその問題提起でもある。
「素敵なマクラメ・ブレスレットですね」
“This is such a marvelous macramé bracelet!”
「ありがとう。E. YAZAWA、自分で編んだんです」
“Thank you. I knitted ‘E.YAZAWA’ by myself.”
「次はHOTEIを編むわ」
編み棒やかぎ針を使わずに糸を結んで模様を作りあげるノッテッドレースの一種。エンブロイダリー同様、古くて新しい手仕事職人系。美しいレースのようなマクラメとバックリ&ザックリのマクラメ、どちらも要チェック。
Illustration: Chino A Supervise: Eiko Nishiyama Text&Edit: Izumi Karashima