パーカ、ジャケット、パンツ…。毎日のようにジェンダーレスファッションを楽しむ賢者をスナップする企画「メンズ服が似合う人」。 メンズ/ユニセックスの服を選ぶ独自の哲学とは?
👗FASHION
スタイリストアシスタント HARUのメンズ服の取り入れ方
「“メンズ=オーバーサイズ”という発想を超えたくて」
スタイリストアシスタント、DJ
HARU
sweatshirt_GODARD HABERDASHERY
shirt_AFTER WINTER
tie_VINTAGE
denim_UNKNOWN
メンズXSのトップを主役に、シルエットをコンパクトに整えた。
「実は最初はオーバーサイズのシャツや太めのパンツを考えていたんです。でも、“メンズ=オーバーサイズ”という発想を超えたくて。私の師匠もあえて小さめを選ぶこともありますし、“メンズならでは”の固定要素はないな、と」
とはいえ仕事では男性の嗜みが問われるフォーマルにも触れてきた。そこで鍛えたネクタイ使いを今回発揮。首元にちらりと覗くノットが全体を引き締める。
「アシスタント1年目は練習を兼ねてネクタイをすることも多かったです。その後正装のカジュアルダウンに興味を持ち、昔のフレンチメンズファッションを参照するようになりました」
撮影場所はお気に入りのパリ風カフェ。そこから、フランス文化に着想する店のスウェットを選んだという。
「黒縁メガネでトレンドを加え、足元はポインテッドトゥで。すべてをマニッシュにまとめすぎずにセクシーさを足す方が、自分らしい気がしたんです」
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HARU
ハル>> 東京都出身。2019年よりスタイリスト猪塚慶太氏に師事する。品のある独自のスタイルが、ファッションシーンで注目を集める。音楽やストリートカルチャーに精通し、2017年よりDJとしても始動。
Photo_Shiori Ikeno Text_Motoko Kuroki