ストリーミング配信があっという間に広がって、何でも聴けるのは当たり前。音楽をどこでどんなふうに聴くかの方が大事になってきた今日この頃。そこで音にまつわるウェアラブルを大調査!機能も見た目もGood!なものをお届けします。開催されたばかりの家電見本市「CES 2018」で発表された、気になるアイテムもいち早くご紹介!
聴き方が変わるかも!?ウェブメディア「Difa」に聞いた、今どき音モノ・ウェアラブル最前線グッズをご紹介
〈Gemio〉
クラブやフェスで、テンションUP間違いなし
その場の音楽のビートにあわせてピカピカ光る、アッパーな気分のこのブレス。専用アプリで光り方やLEDバックライトのデザインのカスタマイズも可能。しかも、基本となるブレスに別売のデザインタイルをつければ簡単に着せ替えが楽しめる。音楽だけでなく、スポーツ観戦にもぴったり!
デザインのバリエーションは多種多様。購入はウェブサイトから。ブレスレット*日本未発売 $85*参考価格(Gemio gogemio.com)
〈ambie〉
耳を塞がないから安心 新感覚の「ながら聴き」
接近する車に気づかなかったり、駅のアナウンスを逃したり。耳を塞いでいる時のお悩みを解消する「ながら聴き」を実現した「ambie(アンビー)」。イヤカフみたいにつけるだけでばっちり聴こえて、驚くほど音漏れも少ない。まさにストレスフリーなこの聴き方、くせになりそう。
カフ部分はやわらかくて気持ちいいシリコン製。音のクォリティも高い。全6色。イヤホン ¥5,500(アンビー ambie.co.jp)
〈Knit Cap & Speakerhat〉
スピーカー内蔵の帽子もいろいろ
各メーカーから次々出ているスピーカー内蔵型ニットキャップは、寒い季節にぴったり。Bluetoothで接続して音楽が楽しめる。伝説のゲームメーカーATARI(アタリ)から出ているキャップ「Speakerhat」はなんとつばの裏側に2機のスピーカーが。おでこの方から音を聴く新鮮な体験!
ニットキャップ*スタッフ私物/ベースボールキャップ*日本未発売 $130*参考価格(ATARI atarilife.com)
〈Wraps〉
邪魔なコードは、腕にクルクル巻いちゃおう
鞄の中でコードが毎度絡まる煩わしさを、おしゃれに解決してくれるのがイギリス生まれの「Wraps(ラップス)」。使わないときは、コードを腕に巻いてブレスレットとして装着。カラーやデザインのバリエーション豊富で、ついつい重ねづけしたくなってしまうカワイさ。
カナル部分のピースにイヤホンジャックを挿すと、ぴったり留まる。イヤホン¥3,600(ガジェット・バンク・トーキョー)
ウェブメディア「DiFa」に聞いた、今どきウェアラブル事情
―音モノのデジタルデバイス、最近の傾向は?
AirPods以降ワイヤレスのイヤホンやヘッドホン利用者が増えてきています。ソニーやBOSEといった音響に強いメーカーの、高音質のものの方が目立つかな。今はまだスマホで操作してBluetoothで飛ばすものが主流ですが、ヘッドホン自体がネットにつながってストリーミングできるものも出てきています。AIは最近ますます進んでいるので、時間、場所、シチュエーションなどの情報をもとに、自動で曲を選んでくれる機能も近いうちにつくでしょうね。
―音を聴くデバイスひとつだけで完結できるのは魅力ですね。
音の伝え方も多様化しています。たとえば骨伝導。骨を震わせて伝えるので音漏れの心配もないし、キャップやサングラスといった別のものに機能を加えやすい。ひと粒で2度おいしいところがメリットですね。他に、使うシーンを想定したものが増えているのも面白い傾向です。キャンプとかアウトドアに強い防水機能がついていたり、フェスにぴったりなものや、街中での安全を考慮してあえて外の音をシャットアウトしないイヤホン(ambie)とか。
―「CES 2018」をリサーチして感じた、次のトレンドはなんでしょう?
ヘルス志向が高まっているのを感じます。もともとウェアラブルってフィットネスと親和性が高いんです。心拍数や走った距離を測定するとか。世界的な健康ブームと相まって、このコラボはもっと進化しそう。CESでは、爪にシールを貼るとUV値を測ってくれるアイテムなど、女性にうれしいものも見受けられました。個人的には、ヨガのインストラクションをしてくれたり、瞑想をアシストしてくれるグッズがあったらいいなと。
CES全般としては、やっぱりAIの進化が留まるところを知らない。AIスピーカーもそうですが。家電にもAIが搭載され始めていて、私たちとデジタルとの付き合い方も今後変わっていくでしょう。画面で操作するやり方から、声で操作するようになったのが現在。身振りに反応して次の動作を起こしてくれるものも近いうちに出るはずです。そうやって日々の生活に最新テクノロジーが浸透していくことが、デジタルの自然化とか透明化なんだと思います。