ほかのエディターズとネタが被っていて大変恐縮だが、夏はやっぱりTシャツだ。
それもユーモアがあるものがいい。
暑くて汗でへとへと、そんなときにくすっと笑みがこぼれるような、ウィットの効いたTシャツを着ていたら、こんな夏も悪くないね、と思える気がする。(実際、Tシャツ一枚で過ごせる夏が一年で一番好きかもしれない!)
普段はこれほど意図してないが、手持ちのユーモアTシャツ達で一週間の布陣を考えてみた。
《日曜日》
撮影は案外、週末に多い。早速今年一番のヘビロテTシャツが登場。
ニューギンザの合言葉『OK, Ladies!』を胸にプリントした、オリジナルのTシャツだ。スタッフ一同これを着れば、士気があがって撮影もよりよいものに。モデルちゃんに「何がOKなの?」と聞かれるが、グルーヴ感が大事なので深くは答えない!
《月曜日》
休みボケした頭と相反して、月曜日は何かと忙しい。
朝イチ打合せから、リサーチ回り、アポ入れ、そしてまた打合せ…
転ばぬ先の杖…ではないが、こういう日はでかでかと『SORRY』とかかれたTシャツを着て備える。
ぎりぎりで駆け込む打合せも、心なしか優しく受け入れてもらえるような。アポ入れの電話も心を込めてスムーズにできるような。。
《火曜日》
今日は夜に編集長によるコーディネートチェックを控えている。撮影に使う衣装を確認し、通るものもあればダメ出しされてやり直し、なんてこともある大事な作業。
こんな時こそ気合いの入った一枚を。メッセージ性の強さに惹かれ、コムデギャルソン展で購入したTシャツを着る。
言葉のパワーに圧倒されてなかなか着ずにいるが、勝負時(?)にはぴったりか。心なしか背筋がしゃんとする。
《水曜日》
ちょっとひと息つきたい、週の真ん中水曜日。
一番のお気に入り、ジャスミンちゃんのお出ましだ。
どこかの犬選手権の優勝犬・ジャスミンちゃんの写真をデザインしたというゆるい一枚は、着すぎてプリントが薄れている。自分には胸元の写真は見えないが、なぜだかこれを着ていると心が安らぐ。犬Tシャツが好きすぎて、この選手権プリントをシリーズ化してくれないかな…とひっそり願っていたり。
《木曜日》
入稿目前、いろんな締切がやってくる。ライターの原稿、カメラマンからの写真データ、デザイナーからのレイアウト…
編集部で待ちぼうけの日には、ハチ公Tシャツを。忠犬気分で「ずーーっと待ってますよ」と気長にケナゲに構えていられる。
《金曜日》
一週間を締める金曜日。やるべきこともほぼ済んで、順調に校了に向かえそう。
ウォーホルやバスキアが花金気分で浮かれてるホイットニー美術館のイラストTシャツで、こちらも浮き足立った気分をただよわせてみる。
《土曜日》
待ちに待った休日。気持ちをリセットするように、シンプルな白Tシャツを。
RERACSのTシャツは首回りと生地がしっかりしていて、コンパクトなシルエットが上品。無地Tシャツはこればかり着ている。
そして友人からのNASA土産、『I NEED MY SPACE』キャップを被って落ち着く。こんな(駄)洒落帽子、そうそうないと思ってる。
これで、まだ明るい昼間から、カナルカフェとかで外の風を浴びながらビールを飲んだら最高だ。この時のために一週間働いているのかもしれない。