素っ気ないイメージの社食に近年、異変あり。力を入れる会社が増えてます。 総メニュー数が100超え、朝昼夜すべて無料、おしゃれなケイタリング。 そんな天国みたいな社員食堂を、羨望のまなざしとともにのぞいてきました。
「HOSOYAMADA DESIGN OFFICE」社食をのぞいてみた!できたてのお惣菜をとって、みんなでごはん。金曜日には日本各地のクラフトビールを♪

ケイタリングで効率アップ!
デザイン事務所のおいしい選択
細山田デザイン事務所の社員食堂は、夕食限定だ。夜7時頃、準備ができるとスカイプを通して「ごはんができたよ!」と号令がかかる。2つのビルに分かれて仕事をしている約20名がぞろぞろと集まり、カウンターに並んだ、ごはん、お総菜、お味噌汁を各自順番に取っていく。そしてなんと、金曜日の夜だけは生ビールも注いで、みんなでワイワイと食べる。まるで大家族の夕食シーンだ。料理を作っているのは、曜日によって異なる、3人の料理人。メニューはジャンルを問わず。〝体に優しいモノを食べたい〟という社食担当の高い志のもと、ごはんは五分搗き米や雑穀も使い、油は「米澤製油」にこだわり、もちろん野菜はたっぷり。これが、とびきりおいしいのだ!食べ終わったら食器を片付け、各自幸せ気分で仕事に戻っていく。夜に偏りがちなデザイナーの仕事が、きっと効率よく、ぐっと心地よくなっているはず。これぞ、理想のスタイル!
社屋の1階にある食堂は、ミーティングスペースも兼ねている。しっぽを振っているのは、社長の愛犬Alex。みんなのアイドル。
この日は、五分搗き米ごはん、桜鱒の揚げ物、肉団子、筍の煮物、新人参と紅芯大根のソテー、おひたし、塩麹漬け卵、あおさの味噌汁。
昨年ビールサーバーを設置。社長自ら注いでいるのは、近所の酒屋さんから届く、週によって異なる日本各地のクラフトビール。最高!
豆腐入り肉団子は、定番メニュー。「夜なので、重たくならないように、時間が経っても固くならないように」と本日の料理人、永易久美子さんの心遣いが。
カウンターに用意された料理をプレートに取っていく。いずれもできたてのアツアツ。桜鱒の揚げ物には、長ネギのソースを。
Photo: Kazuharu Igarashi , GINZA (book)