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🍴FOOD
森のような庭がある一軒家が1年に一度だけお店になる。三宿 あわいもん【ひみつの場所】
あわいもん
三宿
森のような庭がある一軒家が1年に一度だけお店として開放。
軽井沢の山荘を訪れた気になるが、ここは世田谷区の住宅街。光にあふれた邸宅を舞台に、菓子作家・土谷未央さんが春だけ開くお店だ。置物と道具、和と洋などの領域と領域の「間（あわい）」をテーマに、明確な目的のない菓子や作品が並ぶ。
「ここでサーブする新作のために、器なども作家と一からデザインしていて、味わう前に目も喜ぶ美しさがある。すべての準備を整えるのに1年かかってしまうという凝りようで、もちろん美味。体験する価値あり！」（編集O）。門を出た頃には感性が高まっている。
室内にいながら、四季のうつろいを感じられるようガラス張りで設計。
2階の空間を彩るのは宮下香代や打田翠のオブジェ。
玄関で靴を脱いであがる。和室もあって長居する人が多い。
営業中だけ掲げる木の切り株の看板。庭には国の保存樹であるケヤキや、梅、桜などが茂る。
ともにルーツが中国にある温かい胡桃の汁粉と冷たい胡麻のクリームを層にした「胡国」（¥1,100）。
「胡国」をサーブするための蓋ものの器とさじは広瀬陽が制作、販売もしていたが現在は完売。
ブランデーで漬けたチェリーと軽い口当たりのクリームを挟んだ「さんど」（¥660）。空と大地の恵みを表現したパッケージはカワグチタクヤが描いた。飯田橋「BAR MEIJIU」と共作のモクテル「仏華」（¥1,100）とのペアリング。
「さんど」の包みを開くと美しい層が。
あわいもん
一部の菓子や作家のアイテムはオンラインで販売をしている。2023年の開催時期はInstagramで告知予定。
住所: 非公開
Photo:Wataru Kitao Text: Mako Matsuoka
