自宅と都内に作った仕事部屋で、違う時間が流れています。それぞれの場所で過ごすと、「ずっとここにいられたらラクなのに」と思います。
自宅にいると、4匹の猫が代わる代わるやってきます。仕事場にいると、都心はなんて便利でラクなのだろうと感じます。面白いのは、自宅と仕事場のまわりで買えるものが違うこと。都心だと生活必需品を買うのが大変なのです。代わりに自宅の周辺では、特別な物、選りすぐった品は手に入りません。
落差が面白くて、そして、どちらにもちゃんと所属していない自分が好きです。輪の中に入れない寂しさはあるけれど、土着がどうやらニガテみたい。
猫から見ると、不思議な生態でしょうね。いついるのか、いないのか、法則がよくわからない。家にいるときはずっといるのに、出かけると永遠に帰ってこない。
仕事で遅くなったら泊まれるように都内に場所を構えたのに、猫のために終電でしっかり帰る不経済な二拠点生活を送っています。