広いも狭いも、高いも安いも 東京の住宅事情は多種多様で 思い通りにならないことがある。それだって、やはり住めば都。この街に暮らす人たちの等身大な 創意工夫をちらり見せてもらいました。
🛋LIFESTYLE
「クリーン、広々を保つのは2匹の 猫と仲良く暮らすための秘訣」【 TOKYO REAL LIFE vol.6 福嶋芽朗さん】
クリーン、広々を保つのは2匹の猫と仲良く暮らすための秘訣
福嶋芽朗
〈メロウ〉デザイナー
「白基調で日当たりもよく、内見して即決。決め手はリビングの広さ！ 『YOU ARE WELCOME』で購入したガラス製のテーブルが思ったより大きくて、それを圧迫感が出ないように置きたかったんです。4年前に上京してから、何度か引っ越しをしました。
アトリエと自宅が一緒だったときも。でもアクセサリーの管理が難しいのと、モノが多くて、なかなかデザインが浮かばなくなってしまったんです。そこで空間を分けたいと思い立ち、自宅としてここを選びました。気がいいなと最初にピンときたこの部屋はまさにベストです」
窓際には「エッセンシャルストア」の一輪挿し。
キッチンには小菅くみによる目玉焼きの刺繡作品など、さり気なくユニークなディスプレイが。
〈ジャックムス〉の写真集が飾られる書面台。京都の恵文社で見た書面台に一目惚れし、当初はデザイン作業用の台にと長野県で木細工業を営む夫婦にオーダーした。
玄関には香木のパロサント。真鍮製のライター置きはもちろん猫のモチーフ。
友人もよく泊まりに来るため大きめのソファを。「昨年買ったばかりですが猫が引っ掻いて味が出ました（笑）」
玄関マットは「kitoit」で購入した〈コールドピクニック〉。ほかにも3枚所有。
猫パンチを繰り出す3秒前。
キッチンに固定したイタリア製のカトラリーセット。「果物をさっと食べるためにそうしてみたのですが、猫の毛が……！」
取材中、突如爪研ぎの上でバトルが勃発！
勝者は先輩であるてっちり（左）。
榎本マリコに〈メロウ〉のイベント「Canvas」のために描いてもらった作品。
1000冊近くあるという漫画は、以前の部屋に合わせて作ったオリジナルの本棚に収納。「これでも二段分減らしたんですけどね……」
関西拠点時から飾り続けているミラーボールと昨年「Aquvii」で買ったクマのライト。
「グラフィオ」で購入した、実際のボールを使用した90年代のアメリカ製ライト。
関西在住時から一緒の先住猫“てっちり”（手前）と、“トラノスケ”（奥）は性格が真逆で現在不仲。バチバチ……。
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福嶋芽朗
ドライフラワーや樹脂を使ったジュエリーを中心とするブランド〈メロウ〉デザイナー。滋賀県の山の中で育ち、自然のモチーフに興味を持つ。
Photo: Shiori Ikeno Text&Edit: Minori Kitamura
