ラトビア生まれの陶芸家、ライマ・グリゴーヌが手がけた花器に日本の四季を組み合わせたエキシビションが、八雲のフワラー&アレンジメント アトリエTSUBAKIで6月2日からはじまる。
目には青葉、ラトビアの花器と美しい花々
ライマが作る「ライマ セラミックス」の花器は、ろくろでひとつひとつラトビアの土から作り上げられたもの。土の湿度と手触りを豊かに残したその器に花が生けられた瞬間、静かで圧倒的な存在感が立ち上る。
今回の展示では、日本の家屋と四季になじむようTSUBAKIがセレクトした約60点の作品が並ぶ。作品は購入も可能だ(発送は後日)。高さがあるもの、低いもの、小さなもの、大きめのものなど、それぞれに合う花の選び方の提案も聞くことができる。
初日の2日は作家も在廊。器について、クリエーションについて、ぜひ話を聞いてみたい。
野山の中に生えていれば見落としてしまいそうなひとつひとつの命をすくいあげ、都市の暮らしに普遍的な美と優しい視点を持ち込む、TSUBAKIならではのクリエーション。
ライマの器と花で構成された世界観に、深い森のように静謐な空気を加えるのが、植物の群生”OYAMA“。2017年のエキシビションで発表した前作とは違ったサイズや組み合わせの新作が20点ほど並ぶ予定。
TSUBAKIの庭も、一年でもっとも美しい季節。遠いラトビアの土から生まれた器、森の緑、そして有限の命を宿した花という3つの自然が出会うことで描き出される、新しい自然の形に触れに行きたい。
TSUBAKI found LAIMA 〜TSUBAKIが見つけたラトビアの器と植物の出会い〜
日時:2018.6月2日(土) 〜6月9日(土) 13:30〜19:00
定休日 : 6月4日(月)
住所:東京都目黒区八雲4-3-5
電話 : 03-5726-8301
会場で展示するLAIMAの器とOYAMAはすべて購入可能。引き渡しは後日。
初日2日は作家のライマ・グリゴーヌが在廊。
Text&Edit: GINZA