東京都現代美術館で開催された『TOKYO ART BOOK FAIR 2021』。国内外から、個性豊かなアートブック、カタログ、ZINEなどが集結する一年に一度のイベント。CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)のメンバー5人がブックフェアの様子をレポートします。
CHARMING BUSTERS CLUB vol.06 『TOKYO ART BOOK FAIR 2021』をレポート

CHARMING BUSTERS CLUBって?
CHARMING BUSTERS(チャーミング・バスターズ)とは、90年代のアメリカで使われたスラングで、なぜか惹かれてしまう人気者のこと。おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めて”チャーミングバスターズ”と呼び、毎月本誌にも登場しています。
ginzamag.comではそのシスター版として「CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)」が発足!GINZA読者から募った5人のメンバーが毎月さまざまな分野の“気になること”をリサーチ&取材!興味が赴くまま、フレッシュな情報をお届けします。前回Vol.5では2021年秋の新作コスメに挑戦。個性溢れるメンバーを詳しく知りたい人はvol.1をぜひチェックして。
オンライン&オフライン2会場で開催
『TOKYO ART BOOK FAIR 2021』は、2009年にスタートし、アート出版に特化した日本で初めてのブックフェア。国内外の出版社やギャラリー、アーティストら約350組が出展し、3万5000人以上が来場するカルチャー好きには外せないイベントのひとつです。今年はオフラインとオンラインふたつの会場を拠点に、約320組の出展者が参加。
オフラインの会場は東京都現代美術館。一階、地下二階、野外と、出展者のブースが並び、多彩なイベント企画も盛り込まれ、見所はたくさん!作り手との会話を楽しみながら、新しい本との出合いを楽しむことができます。
パソコンやスマートフォン、タブレットからいつでもどこでも参加できるオンライン会場では、Google MeetsやZoom、チャット機能を使って、出展者とコミュニケーションをとることも。オンライン会場の各出展者のページには出版物の取り扱い店舗も掲載されているので、気になる出展者を見つけたら本屋さんで実物に触れることもできます。野菜の即売所をイメージしたというオンライン会場のブースは東京都現代美術館にも出現し、オンライン&オフラインの連動企画として一部のアートブックが展示されました。
企画展『COVID“Positive”』
こちらはアートブックを通して、パンデミック以降の世界を考察する企画展『COVID“Positive”』。ロックダウン中の日々を記録したZINEをはじめ、世界各国から新型コロナウィルスに関するアートブックがここに。ヴォルフガング・ティルマンスが主宰する非営利団体「Between Bridges」が立ち上げたファンディングプロジェクト「2020Solidarity(リンクはれたら)」が作成した50名以上のアーティストによる全ポスターも。
移動型書店を発見!
美術館の外には鮮やかなブルーの移動型書店が。降り注ぐ日差しを浴びながら、お気に入りの本を手にする。そんな贅沢な気分が味わえるスポットです。
「ART BOOK VENDING MACHINE」
オンラインとオフラインをつなぐ連動企画の目玉として登場した「ART BOOK VENDING MACHINE」。オンライン会場出展者が2019年以降に刊行したアートブックやZINEのサンプルを展示。気になる本を見つけたら、オーダーシートにタイトルを書いてスタッフへ。コインを入れるとなんともユルい音楽が流れ、本が購入できるという自動販売機です。
みんなのお気に入りブースを覗き見!
CHARMING BUSTERS CLUBの5人が気になった出展者は?個性が光るブースをご紹介。
可児レナ
recommends「The Eriskay Connection」
脇嶋のに花
recommends「髙木美佑」
清水花
recommends「ハンマー出版」
中山ヴェロニカ双葉
recommends「FUJI TATE P」
乙部真麻
recommends「cocooon」
大充実のコンテンツにメンバーも大満足!本について知り、手で触れ、その魅力にますます夢中になった5人でした。