山口県萩市、浜崎町。自然に囲まれ、時間までもがゆったり流れているようなのどかな町。実は密かな盛り上がりを見せているって知ってますか?現地を訪れた編集部が、その魅力とおすすめの過ごし方をご紹介。GINZA iD会員向けに宿泊チケットのプレゼントもあるのでお見逃しなく!
萩で映画みたいな田舎の夏休み体験してみない?重要文化財の町へGINZA iD会員をご招待 〜編集部の旅ダイアリー vol.2〜
萩の魅力は一言でいうと「ふるさと感」。一度足を踏み入れれば、郷里に帰ってきたような何とも言えないノスタルジックな空気に心を掴まれてしまうはず。たとえ都会育ちだったとしても、映画で見た「田舎の夏休み」のワンシーンにいるような錯覚に胸が弾みます。
毛利元就が城を築き、幕末には吉田松陰や高杉晋作を排出したことで有名な萩。歴史ある地に惚れ込み移住する人もいるのだとか。魅力的なスポットが多い「萩の夏休み」の満喫プランを紹介します。
江戸時代にタイムスリップ?
重要文化財の町を散策
浜崎町に足を踏み入れて驚くのはその町並み。なかなか風情のある建物は、江戸時代の住居の外観がそのまま残され、200軒ほどが重要文化財として登録されています。当時から道幅も変わらず、なんと古地図を使っても歩けるのだとか!タイムスリップした気分で、勘を頼りに町を散策してみよう。
歴史ある空間の中で、
優しい味のお料理を楽しむ
重要文化財の一つである1820年に建築された「藤井家主屋」は、カフェやレストランの複合施設「舸子-かこ-176」として再生。オーナーもまたこの地の雰囲気に魅かれ、「舸子-かこ-176」を中心に浜崎町の魅力を広めています。
インテリアデザイナー佐々木一也さんが手がけた空間は、かつて海産物問屋だった造りを活かし、静かで落ち着くスペースに。訪れる人々は思い思いの時間を過ごしています。
「舸子-かこ-176」の中にあるレストランスペース「いり吉」では、地元の食材にこだわった薬膳鍋やしゃぶしゃぶなどを楽しめる。お出汁が体に染み渡る優しい味をじっくり堪能。
静かに響く淹茶の音
中国茶を五感で味わう
「舸子-かこ-176」の中にあるカフェ「百茶一心」のお茶は茶人・堀口一子さんが監修。スタッフによるお茶のもてなしも人気。今密かに注目を集める中国の茶道を体験することができる(要予約)。
自家製台湾カステラなど、スイーツも見逃せません。
川と海に囲まれて
夕暮れまで萩散歩
お腹が満たされたら散歩に出発。夏の日差しを全身に浴びながら、子供時代に戻ったかのように町の隅々を心ゆくまで。
全身を包む静かな空気
蔵の中で過ごしてみる
心ゆくまで町を歩きまわったなら、「舸子-かこ-176」のすぐ側にある「閂168」へ。江戸時代に海産物問屋が使用していた蔵をリフォームした宿。普段過ごすことの無い特別場所で1日を締めくくろう。
200年前から変わらない町並みに流れるゆったりとした風、川のきらめき、青々とした山のにおい。のんびりした気分を満喫しに、ぜひ萩を訪れてみて。
編集memo:
萩の名物・夏みかんの丸漬けや萩カラシを見つけたらぜひ買ってみて。萩カラシとは粉状の辛子でお野菜を漬けるとピリッとして美味しい。