ロンドン、ソウル、香港、上海と世界を巡ってきた〈シャネル〉の軌跡をたどる展覧会「マドモアゼル プリヴェ」展が東京にやってくる。2019年10月19日(土)から12月1日(日)まで開催される本展を記念して、映画監督のソフィア・コッポラがガブリエル シャネルへのオマージュとして製作したビデオコラージュが公開された。
シャネル「マドモアゼル プリヴェ」展 開催記念!ソフィア・コッポラが捧げるコラージュムービー

シャネルとソフィアによるクリエイティブな対話
〈シャネル〉のアーカイブや広告、映画フィルムから構成されたこの動画は、オートクチュールやフレグランス、ハイジュエリーといった〈シャネル〉のクリエイションの世界を現代的な視点でとらえ、リズミカルでフレッシュな表情で描き出している。ガブリエル・シャネルをはじめ、カトリーヌ・ドヌーブやマリリン・モンロー、リリー=ローズ デップなど〈シャネル〉の歴史を彩ってきた新旧アイコンが登場するおしゃれムービーは必見!
ソフィアと〈シャネル〉との関係は約30年前、フランスの女優キャロル・ブーケが当時10 代だったソフィアをカール・ラガーフェルドに紹介したことからはじまる。〈シャネル〉のクリエイション スタジオでファッション業界の経験を積み、カールのクリエイティビティに感銘を受けたソフィアは、父であるフランシス・フォード・コッポラとともに参加したオムニバス映画「ニューヨーク・ストーリー」の一編「ゾイのいない人生」で女優たちの衣装として〈シャネル〉を採用した。
フロントロウの常連でもあるソフィアは、〈シャネル〉のアイコニックなスーツやツートーンのカーディガン、バレリーナシューズ、ジュエリーなどを愛用。自身が製作した「ビガイルド 欲望のめざめ」を出品したカンヌ国際映画祭のレッドカーペットでも〈シャネル〉を着用している。
ソフィアは次のように語る。「シャネルの本質を引き出すためにココ・シャネルが生み出したものや、カールとヴィルジニーが受け継いできたものをコラージュし、現代の女性に向けたココ・シャネルのモダンなビジョンを表現しています。シャネルはシックなパリジェンヌのスタイルの象徴です。そこにカールがコレクションで遊び心を加えました。美しい歴代コレクションとアイコニックな女性たちの軌跡をたどることは、とても楽しい経験でした」


マドモアゼル プリヴェ展 – ガブリエル シャネルの世界へ
日程: 2019年10月19日(土)~12月1日(日)11:00 – 20:00 (最終入場 19:30)
会場: B&C HALL – 天王洲アイル 品川区東品川2-1-3
※入場無料
※予約はシャネルLINE公式アカウントから
Text&Edit: Hiroko Chihara