渡辺康啓 さん
料理家。豊かな食材と食文化に惹かれて、2015年に東京から博多に拠点を移す。各メディアで活躍する傍ら、料理教室を開催。 www.igrekdoublev.com
渡辺康啓 さん
料理家。豊かな食材と食文化に惹かれて、2015年に東京から博多に拠点を移す。各メディアで活躍する傍ら、料理教室を開催。 www.igrekdoublev.com
東京には今もよく赴くという渡辺さん。食いしん坊仲間とおいしいものを食べるなら?との問いに挙げてくれたのが、浅草の地で40年続くとんかつ店「すぎ田」。「ぴかぴかに磨かれた油温の違う2つの銅鍋で、ゆっくりと眠るように火入れした厚切りのとんかつは、別次元のみずみずしさ。今まで食べた中で最高の1品です」。2代目店主の佐藤光朗さんに尋ねると、おいしさの秘密は「肉」そのものにあるよう。「シンプルゆえにごまかしがきかない料理。脂身がおいしく、赤身とバランスのいい豚肉を仕入れています。流行りの豚は追いません」。揚げるのに多少時間がかかっても肉のうまみを楽しんで欲しいと、あえて分厚く切る心意気。コクのあるロース、きめ細かくやわらかなヒレ、それぞれにファンが多いそう。
奥はこちらも人気のソテー(ロース)¥2,300。たっぷりバターに香ばしいしょうゆ、隠し味のウィスキーの香りでごはんが進む! 右はとんかつヒレ ¥2,500。かたまり肉を絶妙な厚さにスライスして出してくれる。手前のエビフライは時価、¥2,500〜3,000程度。「これも絶品。食感がありながら身の汁があふれてくるジューシーさ」(渡辺さん)。ごはん ¥300、豚汁 ¥200。
160℃の油で表面を揚げてから130℃前後の油でじっくりと火を通し、最後に再び160℃でカラッと、と3段階で揚げる。
白木の清潔なカウンター。
ソテーはウィスキーで豪快にフランベ。
上質なヒレ。しっとりと揚げる秘訣は長年の勘に。
ごちそうさま〜
次回のゲストは…
フォトグラファー シトウレイ さん です
渡辺さんのおすすめ、ほかにも
福岡の洋菓子店、「ファットリア・ダ・コジモ」。とくに炭火で手焼きするガトー・ピレネーは、おみやげにすると必ず喜ばれます。
《過去の記事はこちら》
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