小林エリカ[わたしのトーチ] 2019年 Cプリント 54.9×36.7cm(各、47点組) 作家蔵 ©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikuta ke Gallery 撮影: 野川かさね
本展に参加する作家6名に共通するのは、作品のうちに文学の要素が色濃く反映されていること。文学がテーマといっても、書物的なものを指しているのではない。本展が注目するのは、作家ごと、作品ごとに、さまざまに文学が表されている動向だ。小林エリカやミヤギフトシなど、ギンザ読者に近い世代の作家も多いこの展覧会。彼らの創作に透けて見える「文学」は、新しい発見になることだろう。