きっと大切なのは、大きさではなく濃度。片手に乗るアイテムに凝縮された作り手の愛や物語は、暮らしに斬新な視点をもたらす。素材ごとに集合したあれこれを覗き込めば、いつの間にか、仲間入りした気分に。日常から非日常へと誘うシュールなパラレルワールドへようこそ!
重厚ながら機能性もある金属製【手のひらサイズの世界】

コンパクトながら重厚 機能性もある金属製。優美な輝きをたたえて
1 オブジェのようなボトルオープナー。真鍮の棒材を加工して磨き上げた優雅な光沢感がテーブルに趣を添える。握りやすく力をかけやすいから、道具としても優秀!使い込むほどに、味わい深い鈍い風合いへと経年変化していく。新生活が始まる春の贈り物としてもぴったり。栓抜き三日月 φ6.5×H1cm ¥3,003(フタガミ)
2 お茶室の活け花にミストして、まるで今摘んできたばかりのように見せる、日本ならではのおもてなしの道具。先端を水につけて輪っかを引いて吸い上げ、押し戻すと霧状にシュッ。片手で扱える手軽さも魅力で、真鍮の繊細なツールを使う習慣は所作までも凛と美しく。観葉植物のお世話にも。露打ち φ2×W13cm ¥3,850(みたて)
3 音程を調整して人の耳で聴こえる音から犬だけに聴こえる高周波までを出せる笛。愛犬が反応する音を探したら、吹き方によってさまざまな合図を共有!遠くまで届くので、ドッグランや公園での愛犬とのコミュニケーションがダイレクトに。全パーツがステンレス製でチェーンでつながれたキャップ付きのため衛生的。キーリングに付けて持ち歩いても。ドッグホイッスル φ0.9×W8.5cm ¥4,400(アクメ |レイバー・アンド・ウェイト・トウキョウ)
4 時計のかたちが3型、ダイヤルのデザインが3種、文字盤のカラー5色から、組み合わせを自由にカスタマイズして仕上げる指時計。日本製のクォーツで電池交換などのアフターケアもばっちり対応。ジュエリーをながめるように時間をチェック。新しい時計の提案は、「今、何時?」のちょっとした仕草をエレガントにアップデート。指時計moco H1.4×W1.4×D0.6cm ¥74,800(モコ フィンガー ウォッチ スタジオ)
5 指の先や土踏まずのくぼみ、足の裏までリアルで、なだらかで落ち着いた表情の足の甲や細い足指がなんだかアンニュイ。紙の上に置けば踏んでいるみたい。オーストリアのモダニズムを代表する作家、カール・オーボックのプロダクトは、現在4代目によって今もなお発表されている。たくさんの作品に共通する曲線美は、コレクター心をくすぐるのも納得。真鍮のペーパーウェイト H5×W9×D3cm ¥20,900(カール・オーボック | ハイク)
6 彫刻家のウォルター・ボッセがデザインした真鍮の猿。死後40年以上が経つ今もオリジナルを原型に、オーストリアの小さな村でハンドメイドで制作。しなやかに伸びる尻尾には躍動感があり、指先で扱うミニサイズでありながらも存在感は抜群。猿のオブジェ W2cm ¥7,480(ウォルター ポッセ | アイムオーケー)
7 食器やカトラリーも人気の作家によるアートピース。すべての制作工程を手作業で行い、薄く伸ばしたシルバーの表面に十字架の模様が浮かび上がる。大切なアクセサリーを入れるという使い方はもちろん、なにを入れる用がなくても、小さな容れ物って、なんだかロマンティック。長野にあるギャラリー夏至では、2022年9月に個展を開催予定。純銀小箱 H2.4×W4.1×D6cm ¥24,200(鎌田奈穂 | 夏至)
*記事は2022年4月12日時点の情報です。現在は価格や在庫内容等が変更となっている場合があります。