リアルすぎる恐竜、手乗り阿修羅にミニ桃太郎! 破天荒な商品企画とハイクォリティな造形技術で長年コレクターから支持される海洋堂。代表・宮脇センムの“伝書鳩”的存在である大寺正高さん、みんなを魅了し続けられる秘訣は?
🎨CULTURE
ミニチュアコレクターのハートをくすぐる極意
模型のプロ海洋堂を直撃
「手に取り眺めれば学びがあるほどの“精巧さ”、まるで生きているかのような“躍動感”がポイント。加えて、うちの場合は造形師にファンがいて、作家の指名買いをする方も多い。動物好きの松村しのぶが手がけたティラノサウルスは、皮膚のシワや歯の大小まで緻密な仕上がり。作り手の“強すぎる愛”が胸を打つのかも」
また近年では、動物×乗り物など同スケールのフィギュアを組み合わせて楽しむ傾向も。汎用性のあるサイズ感も重要視している。
「極小モデルと盆栽とで箱庭を作っている人もいた。遊び方の裾野は広いですね」
Text:Keika Kishino