ものづくりのヒントになる!?日常に潜むユーモアとマニアックな趣味。クリエイターたちも夢中になる、マニアな世界におぼれてみたい。
ありそうでない時代の映像に夢中
創作を刺激する 造り手のニッチな視点vol.01

この懐かしい感じはなんだ!?リアルタイムを知らない世代にも刺さる、80〜90年代のテレビ番組のザラついたムード。映像制作集団フィルムエストTVは2014年からYouTubeで作品を公開している。最近ではYouTubeチャンネル『ちょんまげ小僧』での挨拶「ひき肉です!」をワイドショー的中継動画に織り交ぜ、「“ひき肉”、昔から存在していた?」と人々を錯覚させた。テーマは“ありそうでない時代”。今と昔をどう混ぜたら面白いのかを考えることで、結果的に“今”を見つめ直す面白い視点が生まれると考えているそう。友近が“疑惑の女性”として登場する「知りすぎた女 小野口清子」のようなコラボ動画も。次の題材が待ち遠しい。
YouTubeチャンネルで動画を配信中。「昭和のツイ廃」では「X(旧Twitter)」のポストを電話で読み上げてもらう様子を映像化。大阪の街をロケする人気シリーズ「リアルナイトかんさい」はリポーターの“秋ちゃん”とスタジオのかけ合いも楽しい。英語訳もつけており最近は海外からの視聴者も多いとか。www.youtube.com/@Film-est_TV
Text_Neo Iida