「LVMHジャパン」が、結婚や出産で離職した女性に向けた人材育成プログラム「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・ プログラム」をスタートした。
LVMHジャパンが女性の再就職を支援。〈ロエベ〉や〈セリーヌ〉で働けるチャンスも!
「女性の社会進出」というキーワードを目にする機会は増えたものの、結婚や出産後のキャリア形成は依然として難しい。育休や産休を取りにくい職場も多く、2018年の男女共同参画局の発表によると、第一子出産を機に離職する女性の割合は全体の約半数以上にのぼるという。
そんな中で、〈ルイ・ヴィトン〉や〈ロエベ〉などを傘下に置く複合企業「LVMH」がスタートしたのが「ME LVMH JAPAN クライアント・アドバイザー・ プログラム」。結婚や出産のタイミングで離職した女性(性自認が女性である人も含む)に向けた再就職支援プログラムだ。日本教育財団が運営する「国際ファッション専門職大学」「モード学園」との協業で行われた。
第1回プログラムは2021年4月15日(木)から1年間実施され、業界を問わずさまざまな職歴を持つ12名が参加している。
講義は大きく分けて2種類。ファッションや美容の基礎知識や、接客、メイク、スタイリングのノウハウを学習する「特別カリキュラム」と、LVMHが保有するメゾンの店舗で、実践的な販売やサービスを学習する「職場実習」だ。なお「特別カリキュラム」では、「国際ファッション専門職大学」と「モード学園」の総合校舎であるコクーンタワーで行われる。
さらに、受講期間を終えた際には〈ブルガリ〉や〈クリスチャン・ディオール・クチュール〉〈ルイ・ヴィトン〉〈ロエベ〉などに、消費者の要望を叶える製品を提案するクライアント・アドバイザーとして就職できるチャンスももらえる。
また、資金面での手厚いサポートも。「特別カリキュラム」の授業料は免除され、「職場実習」の期間は生活支援の手当てが支給されるなど、安心してスキルアップに励むことができる。
一時的に離職していた人はもちろん、これから結婚や出産を考える女性にとっても魅力的なこのプログラム。来年度も開催される予定で、詳細を楽しみに待ちたい。