大好きなおばあちゃんの家のクローゼット。とっておきのお出かけ服や若かりし日の思い出の品を、引っ張り出して語り合う。孫との楽しげなやりとりが聞こえてくる、素敵なひとときを一緒に覗いてみましょう。
👗FASHION
グランマの衣装部屋 vol.1
世代は違っていても好きなものが一緒のふたり
渡邉菜見子と伊藤紀子
アートの展示や音楽イベントなどの照明を手がける渡邉菜見子さんのおばあさまは、洋服をきれいに保つ達人。特注で作られた壁一面のクローゼットには、60年以上前から着続けているアーカイブも見つかるほど。どれもが丁寧にお手入れされているのが伝わってくる。
おばあさまの知恵を発見。「天然繊維は虫食いが多いので要注意ですよ。自己流ですが、防虫剤の端に糸を通し、ハンガーにかけておく方法を続けています。かさばらないですし、これを含めた数着をまとめてガーメントケースにしまっておくといい状態を保てるので」（紀子さん）
おばあさまの知恵を発見。「天然繊維は虫食いが多いので要注意ですよ。自己流ですが、防虫剤の端に糸を通し、ハンガーにかけておく方法を続けています。かさばらないですし、これを含めた数着をまとめてガーメントケースにしまっておくといい状態を保てるので」（紀子さん）
〈ミッソーニ〉のニットアンサンブルは、ベストがリバーシブル。数十年前に購入したもの。
菜見子さん（左）と紀子さん（右）。
シャツやパンツ、ニットなどアイテムごとに分類された充実のクローゼット。
菜見子さんが入学式に着た、紀子さんが若い頃のオーダーメイド服。「まわりが黒スーツの中、とても映えました」（菜見子さん）
クローゼットの8割以上が長い間に集めた〈イッセイ ミヤケ〉。プリーツのトップは伸びないように丸めて収納している。「スカーフ感覚で首元から覗かせると個性が出ておしゃれ。洗濯が楽なのもいいですね」（紀子さん）
〈イッセイ ミヤケ〉の初期セットアップも美品で収蔵。70s当時の貴重なネームタグ。
〈イッセイ ミヤケ〉の初期セットアップも美品で収蔵。70s当時の貴重なネームタグ。
〈パロマ・ピカソ〉のバッグは普段、箱に入れて保管。
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Photo_Mikako Kozai Text&Edit_Minori Okajima
