パーカ、ジャケット、パンツ…。毎日のようにジェンダーレスファッションを楽しむ賢者をスナップする企画「メンズ服が似合う人」。 メンズ/ユニセックスの服を選ぶ独自の哲学とは?
モデル 安藤ニコのメンズ服の取り入れ方
「少年みたいなスタイルが定番」
安藤ニコ
モデル
top_HOUSTON ROCKETS BASKETBALL MERCH
jacket, tie, shoes_USED
denim_LEVI’S®
cap_NEW YORK BAGEL SHOP HAT
「ゆとりあるスタイリングが好きで、Tシャツ系はできるだけ大きいサイズ。あと、私は腕が長いので、上着も男性用のほうが落ち着くんです」
ヒューストン出身の彼が応援するNBAチームのユニフォームに、古着のスタジアムジャケットをさらりと羽織る。どちらもメンズのLで取り入れる。デニムは「ウエストやお尻にフィットしないぐらいが好み」と、腰まで落としてはけるインチだ。この一本は、ブーツ丈に合わせて自分でカットしたという。
「子どもっぽい格好というか、少年みたいなスタイルが定番です。でもそれ一辺倒ではなく、真反対のテイストのものを差し込むようにしています。このユニフォームも、下に重ねたレーススカートがあるからトライできたものなんです」
今年の春LAに拠点を移し、西海岸のムードに染まっていく最中だ。
「こちらは鮮やかな色を着た人が多く、その影響で買う服がカラフルになってきました。メンズの薄い生地の古着Tを、“だらしない”感じで着るのが気分です」
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安藤ニコ
あんどう・にこ>> 東京都出身。日米にルーツを持ち、モデルや女優として活動。昨年オンラインヴィンテージショップ「crymushi」を開始した。ヨーロッパやアメリカを旅しながら、自身で買い付けを行う。
Photo_Tomomi Collins Text_Motoko Kuroki