元は男性用に作られた素敵なウェア。「あえて大きめで着る」といっても限度はあるから、自分にしっかり似合わせるコツを紹介。
大きめサイズは、自分で簡単に“お直し”という手も
ジェントルマンのトピックスvol.03
ミシンなしの手軽なお直しができれば、着られる服の幅がぐっと広がるはず。「ビームス工房」の荒瀬和雄さんに教えを乞うた。
「ボタンの位置変えや、手縫いダーツでもシルエットを細くできます。輪ゴムなどの雑貨も活躍。また、一度洗濯すると全体的に縮むので、冒険してもいい服で試してみては。カットオフをする場合、デニムは切りっぱなしで大丈夫。スウェットなら、リブ部分を縫い目下から切り落とせば、縁のほつれなしにサイズ感を整えられます」
細かなテクは実はいろいろ。とはいえ、肩幅など複雑な調整はプロを頼ろう。
ジャケットがぶかぶかでバランスいまいち
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ボタンの位置をちょっとずらす
ボタンの付け外しで完了する調整術。まず、ジャケットの合わせ部分を深く重ねて、叶えたい身ごろ幅を探ってみる。ちょうどいいところが見つかったら印をつけ、フロントボタンを取り外しその位置に付け替える。これで細身フォルムを固定できるようになる。シングルのジャケットはダブルのような見え方になり、それもまた乙。
Photo_HIkari Kouki, Marisa Suda illustration_Yoshifumi Takeda Text_Motoko Kuroki, Minori Okajima