上質で洗練された洋服をコンセプトとする〈オーラリー/AURALEE〉が、コペンハーゲン発のホームウェアブランド〈テクラ/Tekla〉と初めてコラボレーション。日本の温泉文化にインスパイアされたアイテムを2024年10月30日(水)に発売する。肌触りの良さと、絶妙なくすみカラーが、お見事。
“温泉”に着想を得た〈オーラリー〉×〈テクラ〉
ルックスも肌触りもぬくぬく心地よいタオルやウェアが発売

〈オーラリー〉のデザイナー岩井良太さんがかつてインタビューにて、「一番のリラックスタイムは?」という質問を受けたとき、「銭湯に行くときかな。温泉めぐりも好きです」と答えていた。〈オーラリー〉と〈テクラ〉が初めてのコラボレーションを迎えるにあたり、テーマにしたのは日本の温泉文化。寒い夜に湯に浸かり、その心地よい暖かさを持ち帰る体験にインスパイアされたコレクションなのだそう。温泉の湯の流れや、光に照らされた苔、冬の木々や降り積もった雪などからイメージした色合いが特徴だ。

両ブランドの根幹をなすのは、上質なファブリック。〈オーラリー〉はそもそもブランドの立ち上げに最高品質の天然素材を扱う生地問屋のサポートを受けたこともあり、現在に至るまで、「ブランドの強みは素材へのこだわり」と言い続けている。一方の〈テクラ〉のシグネチャーは、肌触りのよいオーガニックコットン100%のポプリン生地やテリー生地。本コレクションからも、両者の素材に対する信念がひしひしと感じられる。
入浴後の身体を優しく包み込むスリープウェアや、温泉からの帰り道に暖かさを維持するためのアウターウェアなど、全12型が登場する。
見逃せないのは温泉タオル。触り心地のよさや高い吸水性と耐久性に加え、モダンなカラーリングでタオルが評判を集める〈テクラ〉だが、今回の協業にあたり、日本の銭湯で使われる伝統的なサイズをベースにしたオリジナルの温泉タオルを考案。ロゴ部分がループ状になっていて、端を通して首に巻いたり、フードのようにかぶったりできるアイデアがユニークだ。
「〈テクラ〉クリエイティブディレクターのチャーリーとの自然な会話から始まったコラボレーションの話が、特別なプロジェクトへと発展したことがとても嬉しいです。個人的に大好きなお風呂の文化が双方のブランドにインスピレーションを与えていく過程は、自分にとっても貴重な体験となりました」と岩井さん。
肌寒くなり、だんだんとお風呂が恋しくなってきた今日このごろ。本コレクションを手に取れば、冷えた身体をお湯に浸けたときの満たされた気持ちが思い出されるはず。
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【問い合わせ先】
Tel_03-6427-7141
*伊勢丹新宿店メンズ館1階プロモーションにて、今回のコラボレーションのためのユニセックスの期間限定ポップアップストアを開催。詳細はウェブサイトをチェック。
Text_Ayako Tada