海外の人気デザイナーはどんな収納をどんなふうに使ってる?自邸やアトリエを訪ね、美しい収納のための楽しいアイデアを教えてもらいました。#海外デザイナーの私的空間にお邪魔します!
〈Susan Alexandra〉デザイナーのクローゼット。目に触れるたびにときめく、しまわずに飾る収納
海外デザイナーの私的空間にお邪魔します!

目に触れるたびにときめく
しまわず、飾る収納
スーザンが自身のブランドで目指すのは、「日常になじむ、楽しくて退屈じゃないものを作ること」。昨年7月からパートナーと暮らすこの家は、彼女の代名詞のビーズバッグのように、気分を上げるヒントが詰まっている。
「色は、私にとって非常に大事な要素。黒い服を着ると少し重たいエネルギーを感じることがあるので、私服は明るい色がほとんど。ファッションから得られる喜びは、身につけるだけでなく、眺めたり、遊んだりすることにもあるはず。だから、大切にしている服やアクセサリーこそ、しまい込まずに、目に入る場所にアートピースのように飾っています。クローゼットは、高揚する空間であるべきだと思うから」

ショップで長年働いた経験から、実用的な整理術も取り入れている。
「私のワードローブはカラフルすぎて、色で分けるのは正直難しい(笑)。基本的には、Tシャツ、パンツ、などカテゴリーごとに収納しています。そうすると、毎朝コーディネートを組み立てやすいんですよ。それから、急いでいる時に洋服が皺だらけなのは避けたいので、なるべく全ての衣類にスチームをかけてから片付ける。たとえ白Tであっても、皺になりやすいものはハンガーにかけるようにしています。NYはスペースも限られているから、何かを買う時は慎重に考える必要がある。おかげで本当に気に入ったものだけに囲まれた空間になっているんです」
Photo_Takeshi Matsumi Text_GINZA Cooperation_Shimpei Nakagawa