“FOODIE”なあの人を誘って
#14
オセマニア
[西新宿]
カンガルーやラム肉で作る
グルメバーガーの新潮流
オセアニアの食材を使った珍しいバーガーショップがオープンしたという噂を聞きつけ、早速やってきた。パティは4種類から選べて、オージービーフや短角牛(脂肪の少ない赤身肉)に加え、ラムやカンガルーまである。
「オーストラリアで食べられているカンガルーミートは、高タンパクでオメガ3脂肪酸が豊富なスーパーフードで、ダイエット中の方にもおすすめです」と店長の岡村貴久さん。ジビエ特有の臭みはなく、旨みたっぷり。そこにフルーツやスパイスを組み合わせることで、驚くほど軽やかに仕上げている。現地のハンバーガーによく挟んであるビーツはラズベリービネガーでマリネされ、ほのかに甘い。一方、ラム肉バーガーには、クミン入りのキャロットラペやキウイを合わせ、見た目も華やか。アクセントはレモンマートルやタスマニアペッパーリーフといった原産のハーブ。具材を重ねる順番も大切で、研究を重ねて完成させたそう。頰張ると、満足感はありつつ、さっぱりしているから体によいものを食べた気分。オセアニアから輸入する個性的なクラフトビールやシードルをお供に、近くの新宿中央公園でピクニックするのもこれからの季節にぴったりだ。