自身のYoutubeチャンネルなどで、地球にも体にも優しい暮らしを発信したり、2021年には「tefutefu,Inc.」を立ち上げるなど、地球環境や日本の文化を守るための活動を、日頃から積極的に行なっている人気モデル、森 星さんと「だれにでもできる、身近なサステナブル」について考えてみるこの連載。旬の食材を無駄なく、おいしく使いきるレシピを料理研究家の有元葉子先生に教わります。「レシピ編」、「トーク編」も合わせてご覧ください。
【森 星 × 旬の野菜】家庭料理の自由さを楽しむTIPS編
半径5mのサステナブル Vol.14
きれいに、おいしく仕上げる近道は「基本」を怠らないこと
森 星 ミョウバンというものを初めて使いました!ミョウバン水につけておくと、なすの色がきれいに仕上がるんですね。
有元葉子 そうね。ミョウバン水につけておくことでアク抜きをすることができて、その結果、色がきれいに仕上がるのね。焼ミョウバンはドラッグストアやスーパーの調味料コーナーなどに置いてあって手に入りやすいもの。もちろん、ネットでも購入できます。
森 星 この作業を省いてしまうと、色がきれいに仕上がらないのでしょうか?
有元葉子 なすはアクが強い野菜。切り口が空気に触れるとすぐに黒っぽく変色してしまうし、煮ても蒸しても、えぐみのあるアクが残ってしまうのね。だからこのひと手間がとっても大事。アク抜きは塩水でもできますが、ミョウバン水のほうがより色鮮やかに仕上がります。
森 星 〝目でも楽しめる〟というのは、とっても大事ですね!
有元葉子 そうね。おいしいものって、見た目もおいしそうなのよね。このアク抜きもひと手間ではあるんだけれど、こういう作業をきちっとやっておかないと、おいしくは仕上がらない。どんな料理でも、シンプルな料理ほど、基本をしっかりおさえておくのがとっても大事ね。
Photo_Keiko Nakajima Hair&Make-up_Mifune(SIGNO)
Edit&Text_Sayoko Imamura