暑くてどうしようもない日々を救う、爽やかなスイーツたち。ワッと驚く見た目のものから、定番をアップデートしたお菓子、そしてオープンしたばかりの気になるパティスリーまで目白押し。
清涼感たっぷりなキラキラ和菓子
summer sweets 甘い冒険 vol.1
1
VERTはなれ
羊羹
2024年3月、浅草にオープン。日本茶を織り交ぜたデザートコースを提供するこの店では、独創的な季節の羊羹に出合える。夏季は、見た目もかわいらしい“スイカ”が定番。緑の層は抹茶と白餡、よもぎで構成されていて、赤い層にはくりぬいたスイカをなんとそのままイン。みずみずしくてフルーティー、それでいて抹茶の心地よい渋味をしっかり感じられる。¥5,000(VERTはなれ)
2
お亀堂
打上花火
透き通る鮮やかなブルー。その中でキラキラと輝きを見せる色鮮やかな金粉や銀粉は、まさに打ち上げ花火のよう。愛知県の和菓子屋「お亀堂」が作る冷たいスイーツは、もちっとしながらも嚙めば口の中でほろりとほぐれていく道明寺羹と、透明でプリッとした錦玉羹の二層構造。同時に食べると、今まで経験したことのない不思議な食感を楽しめる。6個入り ¥3,000(お亀堂)
3
乃し梅本舗 佐藤屋
空ノムコウ
創業1821年。老舗菓子店の8代目店主、佐藤慎太郎さんが生み出したのは、宇宙を閉じ込めたのか?と思うほどギャラクシーな錦玉羹。砂糖と寒天のシンプルな味わいの奥からほんのりと香る生姜がなんともお上品。紅茶のおともにぴったりだ。青と紫のグラデーションの中で漂う気泡は輝く星にも見えてくる……?個体によって色味の出方はさまざま。¥1,296(乃し梅本舗 佐藤屋)
Photo_Anna Miyoshi(TRON) Text_Nozomi Hasegawa Sweets Direction_chico