Photo_Takumi Ota
豊洲ぐるりパーク内豊洲公園に「ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ」がオープン。
「スキーマ建築計画」長坂常が手がけた“ボーダーレス”な空間
Photo_Takumi Ota
豊洲ぐるりパーク内豊洲公園に「ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ」がオープン。
目の前に海を臨み、青々とした芝生が広がる豊洲ぐるりパーク内豊洲公園。都心にありながらも自然を感じられるこの敷地内に、新しく「ブルーボトルコーヒー 豊洲パークカフェ」が誕生した。
なんと、〈ブルーボトルコーヒー〉として、建物からオリジナルで作り上げたのはこのお店が初めてだという。カフェのデザインを担当したのは、これまで「ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ」をはじめとする11店舗を手がけてきた「スキーマ建築計画」の代表、長坂常さん。〈ブルーボトルコーヒー〉が創業当時からコンセプトとして掲げている“ボーダーレス”をテーマに、外と内の境界がないような、開放的な空間に仕上げられた。住宅のような小さいスケールを組み合わせ、親しみやすさを出しつつ、四方から入りやすい形状にしているという。
「既存のベンチ、芝生、階段など、公園内の座れる場所はすべて客席と捉えています。その客席とカフェの屋外席と室内をグラデーショナルにつなぐために半屋外スペースを設けました。カフェスペースは、さまざまな使われ方を想定。座り方のバリエーションを豊富にしており、木陰のような居心地の良い半屋外空間を広く用意し、ソファやラウンジチェアを配置しています」と長坂さん。
店内では、焼き立てのペイストリーや、ボリュームたっぷりのブランチプレート、季節のフルーツを盛り合わせたシーズナルパフェなど、幅広いメニューを提供。
しかも、マグカップやプレートは、このカフェのために〈narumiyashiro〉と共に制作したオリジナル。ブランドとしては初めてドリップコーヒーのカップに陶器を採用したのもポイントだ。手作りならではの質感や温かみのある食器類でする食事は、贅沢なひと時になるはず。
仕事の休憩時間、帰宅途中の寄り道など…、都心の喧騒からちょっと離れたいときにちょうど良い立地。ドッグトリーツ(¥1,430)も販売しているので、わんちゃんとの散歩がてら立ち寄るのも良さそう。早くも都会のオアシスとなる予感。
営業時間_8:00〜19:00
住所_東京都江東区豊洲 2-3-6 豊洲公園
*定休日なし
Text_Nico Araki