農業から着想を得たファッションブランド〈KEIMEN/カイメン〉が日本酒醸造の名手〈桑原酒場〉とコラボレートし、純米にごり原酒「Zulu’s gate」を発売。温めると、そのふくよかな香りは出汁かと錯覚するかのような贅沢な味わいに!イラストレーター井上元太がデザインした素敵なラベルもギフトにぴったり。
畑ヲタクがプロデュースした純米にごり原酒で乾杯!
〈カイメン〉×〈桑原酒場〉で生まれた「Zulu’s gate」

モデルとして活動する傍ら、農業に携わる、自称・畑ヲタクの岡田章吾。「若い世代が農業に興味を持つきっかけとなる作業着を作りたい」と〈カイメン〉を立ち上げて注目を浴びた彼が、この度挑戦したのは日本酒づくり。島根県益田市にて1903年に創業した蔵元〈桑原酒場〉とタッグを組み、米を醸したときの旨味をダイレクトに伝えられる製品を目指したという。
岡田がフォーカスしたのが、〈桑原酒場〉の銘酒「扶桑鶴」シリーズのなかでも、熟成具合と酸のバランスがすばらしい純米にごり酒「高津川」。
通常、加水して仕上げられる純米のにごり酒だが、岡田は原酒に着目した。〈桑原酒場〉の蔵を訪ねた際、このままでも飲むことができることを知った彼は、秘蔵酒を見つけた気持ちになったそう。そこでこの「高津川」の原酒をベースに、酸味や香り、コクが伝わるベストに向けて試飲を重ね、純米にごり原酒「Zulu’s gate」を誕生させた。
特徴は、冷酒として飲まれることの多いにごり酒でありながら、熱燗にしても楽しめる点。精米歩合をタンパク質や脂肪分を削りすぎない70%に設定したことで、米の旨味がしっかり感じれられる味わいに。温めれば味の奥行きはより広がっていく。キレのいい辛口で、お酒だけでちびちび楽しんでもよし、料理との相性も抜群だ。
イラストレーターの井上元太が担当したラベルのデザインは3種類。長寿や夫婦円満、繁栄など縁起を象徴する鶴を描いた「Drunken crane」は贈り物に最適。最後の一滴まで飲み尽くしたい気持ちを表した「One drop」や、Zulu’s gateをくぐった先を想像させる「Parallel world」もポップでキュート。
空きボトルはぜひともインテリアに活用を。
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Text_Ayako Tada