新しい一年が始まろうとしています。いかがお過ごしでしょうか?
幸運について、私はよく考えます。
ある年、「あ、そういうことかもしれない」と気づいたことがありました。
自転車で駅に向かっているときのことで、すべての信号が青なのです。
一度も止まらずに、目的地に着けました。
曲がってくる車、横に広がって歩きがちな学生さん、スマホを見ながら我が道を行く人などに遭遇せずに、本当にノーストレスで駅まで走れたのです。
おそらく、これが幸運の現れ方なのだと感じました。
そして、逆に、運が悪いというのは、道が渋滞していたり、赤信号ばかりが続いたり、進路を塞がれたりしていることで、思い通りにならないということ。
そこで、すっとわかったのです。運が悪い時は、信号が赤ならば、待てばよいのではないでしょうか?
思い通りに進まないから、つい無茶をしたくなります。黄色から赤で突っ込んでみたり、早く着くことを期待して、迂回してみたり……。
すると、危険な目に遭ったり、怒鳴られたり、事故ったり、かえってドツボにはまってさらに、遅れたりします。
このルールに気づいてから、運がいいときは、遅刻はしなくなりました。というか、自分でわかるのです。
「ああ、これ、間に合うだろうな」と。電車の接続がいいとか、道が空いているとか、ちゃんと整うのです。
ですから、ツキがイマイチだと感じたら、ペースを落としたり、待つのを受け入れたり、のんびり過ごせばよいのです。