時を読む白ヤギさんより──
トランジットタイムその後、いかがでしょうか?
目まぐるしく変わる状況は、おうし座さんにとって少々、キツいですよね。本来ならば、広々と広がる野原で、のんびりと草を食み、おなかがいっぱいになったら、ゴロンと横になり、ぼんやりと過ごすのが一番の幸せですから。
これだけ、ありえないことがありえてしまった状況は、あなたにとって、闘牛場に追い立てられたようなものです。目の前で赤い布がヒラヒラ動き、挑発され、突進していく感じです。
でも、コロナ禍の前から、世界はなんだかおかしかったはず。
これまで続けてきたことに疑問を持ち、どこかで変えなくてはいけない気がしていたでしょう。もっとも、こんなにもあっけなく、日常が奪われてしまうと、すべての前提が崩れてしまうため、かつてあった暮らしのよいところばかりが記憶に残り、何がイヤだったのかは、もう辿れなくなっています。
おかしいですよね。ほんの2、3ヶ月前のことなのに。強制的に取り上げられると、急に惜しくなるのです。
あんなに幸せだったのに! でもそれは本当? よく思い出してください。
毎日、うんざりしていませんでしたか? 同じことの繰り返しに。追い立てられる忙しさに。決して、パーフェクトではなかったはず。
2020年後半は、一言でいえば、乗り換えのチャンスです。「もしかしたら、別の人生があったかもしれない」、「もっと自分に合う生き方がある気がする」を、確かめにいきましょう。
世界は形を変えて、ちょっとした治外法権のようになっています。ここで熟考して止まってしまったら、もったいない。赤いヒラヒラに向かって突進を!