ニューヨーク、ヘルズキッチン生まれのポップ界のニューカマー、MAX。ソウルフルなハイトーンボイスや高い音楽性で注目され、リル・ウージー・ヴァート、ヘイリー・キヨコ、クローメオなど名だたるアーティストとコラボレーション。近年は、BTSとの仕事で話題を集めている。そんな彼の 4年ぶりのフルアルバム『LOVE IN STEREO』がリリース。曲を書く上で「正直さ」を重視している理由や、音楽制作に限らず、リスナーやスタッフを含め、他者とつながることの魅力を語ってくれた。
💭INTERVIEW
新世代ポップスター、MAXインタビュー【後編】
誰かとコネクトすることで生まれるパワーについて。「一人で音楽を続ける不安があるからこそ、コラボによってエンパワーメントされる」

──ニューアルバム『LOVE IN STEREO』の2曲目「SAY LESS (feat. DUCKWRTH)」では、どんなことにチャレンジしましたか?
マーヴィン・ゲイ、ジェームス・ブラウン、スティーヴィー・ワンダー……僕はソウルミュージックを愛していて、「SAY LESS」におけるチャレンジは、ソウルというジャンルに忠実な、王道の曲を作り上げることでした。
普段はコラボ相手に数曲の候補を送り、どの曲を一緒に作るか選んでもらうようにしているんだけど、ラッパーのDUCKWRTHにだけは、この1曲を決め打ちで送りました。DUCKWRTHの音楽やスタイルが昔から大好きだったし、彼はスタイリングから何から自らこなすセンスの持ち主で、一緒にやれば必ずクールな曲ができるとわかっていたからです。
誰と組むかは本当に重要です。僕くらいコラボレーションを頻繁にしていると、相手を決めるのにもより慎重にならないといけなくて。お互いに情熱を感じ合えるかどうかが大事なんです。
──「SAY LESS」のMVについても教えてください。
ジャケット写真の撮影中、並行してビデオカメラもずっと回してもらっていたんです。アルバムそのものがジャケットでどう視覚的に表されるかをふまえながら、この曲にふさわしいフィーリングも捉えることができたので、すごくよかったなぁと思います。
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Photo_Koki Hikari Text&Edit_Milli Kawaguchi