〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉が展開する「FFFES (For. Feel. Find. Endangered Species)」の第2弾が登場。「FFFES」とは、シーズンごとに日本の絶滅危惧種1種に焦点を当て、アーティストにその生き物を表現してもらうプロジェクトだ。2024年春夏はヤンバルクイナにフォーカス。KIKI HASEGAWAさんが描くちょっととぼけた表情の鳥アイテムがかわいい。
売り上げの一部が日本自然保護協会に寄付されるSDGsなアイテム
〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉が展開する「FFFES (For. Feel. Find. Endangered Species)」の第2弾が登場。「FFFES」とは、シーズンごとに日本の絶滅危惧種1種に焦点を当て、アーティストにその生き物を表現してもらうプロジェクトだ。2024年春夏はヤンバルクイナにフォーカス。KIKI HASEGAWAさんが描くちょっととぼけた表情の鳥アイテムがかわいい。
2023年の夏の全国平均気温は、1898年の統計開始以来、最も高いものとなりました。酷暑、そして秋冬にも夏日が訪れて暑さの終わりが見えない…など、地球温暖化がひしひしと感じられる昨今。
この異変を不穏に感じているのは、動植物も同じはず。自然の影響を受け、絶滅の危機に瀕する種があることに目を向けてほしい!と立ち上がったのが〈ザ・ノース・フェイス パープルレーベル〉。2023年秋冬シーズンより「For. Feel. Find. Endangered Species」、略して「FFFES」というプロジェクトをスタートさせました。
「FFFES」では、シーズンごとに、絶滅の危機にさらされている生き物1種類と、今をときめくアーティストをクローズアップ。選ばれた生き物を表現したアートワークと、それが施されたアイテムを通し、存在や彼らを取り巻く環境の実態を知ってもらうきっかけを作っています。売り上げの一部は公益財団法人・日本自然保護協会に寄付されるため、日本の絶滅危惧種の保全活動に貢献することが可能。
北海道のシマフクロウにフォーカスした第1弾に続き、春夏シーズンで取り上げるのはヤンバルクイナ。鳥でありながらほとんど飛ぶことができないため、沖縄北部のヤンバルの森にしか生息しません。そもそもの数が少なかったところに、外来種の侵食やロードキル(交通事故)、土地開発による生息域の減少などの影響を受け、現在の推定個体数は1500羽程度。環境省が発行するレッドリストにおいて、ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いとされる「絶滅危惧ⅠA類」に指定されています。
今回のアーティストに選ばれたのは、KIKI HASEGAWAさん。ヤンバルクイナの特徴である真っ赤なクチバシと、大きな足であちこち走り回る愉快な様子を、リラックスしたムードで描きました。
「色々考える前に、まずはノート1冊分くらいヤンバルクイナを描いてみることにしました。そこからいい感じのものをデジタル化し、もう少し太らせたらいいかな、足の動きはどうしよう、滲ませ具合は…と変化させていったのがこの2羽です」とKIKIさん。
第2弾アイテムは全4型で登場。サクッと合わせやすいショルダートートやバンダナなどの小物も魅力的ですが、狙いたいのは生成り素材のTシャツ。胸元にヤンバルクイナがステッチされたタイプと、胸元に「FFFES」の文字と背面にアートがプリントされたタイプの2種があり、どちらも肩の力が抜けた雰囲気でありつつも、綺麗なシルエットをキープしていて、コーディネートに重宝するはず。
日本で先の「絶滅危惧種ⅠA類」に選ばれているのは、イリオモテヤマネコなど12種。「FFFES」で次回以降に取り上げられる生き物にも注目を。
「こんなにも奇妙奇天烈な生き物たちが、この地球上で生きていること、そして絶滅の危機に瀕していること。僕自身、普段の生活からはなかなか考えないことを想像すること機会となりました。「FFFES」を通して、想像する輪が少しでも広がることを望んでいます」とKIKIさん。動植物を含む地球上の全生物が幸せに暮らすことのできる未来に向けて、確かな一歩を踏み出していきましょう。
Tel_03-6416-3012
展開店舗_nanamica MOUNTAIN(東京都渋谷区猿楽町19-6 CUBE代官山)
Text_Ayako Tada