気がつけば、同じジャンルの本ばかり手にとっていませんか?普段、触手を伸ばさないジャンルの知識や考えを深められる読みもの(小説、漫画、WEBサイトetc..)を、その道に詳しい方に伺います。NY在住のモデル金原杏奈さんには、「アーユルヴェーダ」について知ることができる本を教えてもらいました。
自分の世界を広げる、読みもの案内。モデル・金原杏奈さんの「アーユルヴェーダを学ぶ3冊」

金原杏奈/モデル
@annakanehara
14歳からモデルとして活動し、今はNYに住んでいます。ある時本屋さんでアーユルヴェーダの本に出会い、自然とコネクトした生き方に惹かれ、今では私のライフスタイルのベースになっています。最近は自分を大切にする事はもちろん、同じように環境問題も気になっていて、自分ができる事から地球にも自分にも優しいライフスタイルを目指しています。
昔から漠然と「自然と共に生きる」生き方に魅力を感じていたのですが、その答えがまさにアーユルヴェーダの教えでした。アーユルヴェーダの本質は“自然のリズムに合わせた生活をし、体の自然治癒力を最大限引き出しましょう”というシンプルなもの。食事、運動、マッサージやオイルトリートメント、その全てが私たちに必要なことで、何より自分の体質を知り、自分に合ったオーダーメイドセルフケアを大切にするところに最も魅力を感じています。
NY在住のインド人ドクターの元で1年間勉強し、今は主宰するサイトやSNS、ブログ、イベントを通してアーユルヴェーダの魅力や知恵、一人ひとりが自分を大切にして日常的にセルフケアする方法を伝えています。アーユルヴェーダは何も新しいことはなく、おばあちゃんの知恵袋のようなもの。今からでも簡単に取り入れられる方法に溢れているアーユルヴェーダの知識が深まる3冊をご紹介します。
1.『アーユルヴェーダ実践BOOK』 上馬塲 和夫 、西川 眞知子 (地球丸からだブックス)
アーユルヴェーダ初心者の方にオススメなのがこちらの本。基礎的なアーユルヴェーダの考え方から、1日の過ごし方、正しい食事、体質や不調に合わせたヨガの方法、セルフケアまでまんべんなく知恵が凝縮された一冊。アーユルヴェーダって難しそうと思っている方も多いと思いますが、分かりやすい内容で書かれているので、苦手意識を持たれている方にもぜひ読んでみてもらいたいです!
2.『女性のためのアーユルヴェーダ―インド伝承医療の智慧』クリシュナ.U.K (春秋社)
ストレス社会に生きる女性は、近年さまざまな不調を抱えている人が多いと思います。特に女性の健康問題に焦点を当てた、すぐに役立つアーユルヴェーダ的治療法をまとめた一冊。現代医学では病気とはいえない「冷え」もアーユルヴェーダでは歴とした健康問題と考えます。他にも便秘や生理不順、子宮の問題など女性なら誰もが気になることについて書かれています。病院に行くまでもないけれど気になる不調をお持ちの方は、セルフケアの具体的な方法で不調改善のヒントが得られるかもしれません。
3.『〈ありのまま〉の自分を磨く: アーユルヴェーダ式! 私だけの人生の見つけ方』蓮村 誠 (春秋社)
アーユルヴェーダは身体だけではなく、全体性のバランスが真の健康や幸せに繋がると考えるため、人生や心の在り方についても教えてくれます。私たちはみんなこの世に“使命”を持って生まれてきます。アーユルヴェーダではこの“使命”をサンスクリット語で「ダルマ」と呼ぶのですが、果たして自分のダルマは何なのか?その使命を全うできているのか?付属のワークシートで自分と向き合ってダルマを見つけ、人それぞれ自分の使命や人生(幸せ)があることを見つけ出せた時、より自分を好きになれる。そんな一冊です!
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金原杏奈
東京都出身、NY在住。14歳でモデルデビューし、2011年よりニューヨークに拠点を移しワールドワイドに活動。アーユルヴェディックドクターであるNaina Marbaliに師事し、アーユルヴェーダ認定コースを修学。アーユルヴェーダをベースに、心と体の健康をつくる過ごし方を発信するWEBサイトKitchen Pharmacy主宰。
instagram: @annakanehara
Kitchen Pharmacy HP instagram: @kitchenpharmacy