〈シャネル〉が映画監督・是枝裕和とともに「シャネル & シネマ - トーキョー ライツ」プログラムをローンチした。その一環として、2024年11月27日(水)、28日(木)、映画業界に携わる若手クリエイターためのマスタークラスを東京にて開催。修了者によるコンペティション上位入賞者には、制作と上映の機会が与えられる。
〈シャネル〉×是枝裕和の映画プログラムが始動
2024年11月にティルダ・スウィントンら登壇のマスタークラス開催
〈シャネル〉と映画はいつも特別な関係にある。メゾンは、ドーヴィル・アメリカ映画祭やヴィラ・メディチ映画祭などとパートナーシップを結んだり、監督や作品へのサポートしたりとシネマカルチャーを支える。それだけでなく、銀幕への“出演”も数多い。1966年のフランス映画『男と女』(クロード・ルルーシュ監督)では、主演のアヌーク・エメがアイコニックなチェーンバッグを手にしていた。2024年の『プリシラ』(ソフィア・コッポラ監督)のハイライト、結婚式場面を飾るウェディングドレスは〈シャネル〉が仕立てたものだ。
そして2024年秋、映画のための新たな一歩が進められた。「シャネル & シネマ - トーキョー ライツ」は、世界的に高い評価を得る映画監督、是枝裕和とともに立ち上げられたプログラム。マスタークラスを開催し、業界の未来を担うクリエイターに教育の機会を提供する。早稲田大学大隈記念講堂を会場に、是枝監督のほか、俳優のティルダ・スウィントンや役所広司、安藤サクラ、映画監督の西川美和が講師として登壇という、なんとも豪華で貴重なクラスだ。2024年11月27日(水)と28日(木)の二日間にわたり、トークやワークショップが行われるとのこと。全課程を修了した参加者は、その後に実施されるショートフィルムコンペティションへの応募資格を得る。コンペティションによって選ばれた上位3名は〈シャネル〉から制作を支援され、完成作品は東京とパリで上映される予定だ。
マスタークラスの応募方法は、応募用ウェブページに掲載中。〈シャネル〉公式LINEアカウントでも告知される。応募は2024年10月10日(木)まで。
映画作りに携わる人は、ぜひこのスペシャルな機会にクリエイティビティを育んでみてほしい。作り手でなくとも、日本の映画界を担う人材を育てる〈シャネル〉の取り組みを注視していきたい。
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【CHANEL & CINEMA - TOKYO LIGHTS】
【マスタークラス】
開催日_2024年11月27日(水)、28日(木)
場所_早稲田大学大隈記念講堂
Text_Motoko KUROKI